こんにちは、八王子市議会議員の相沢こうたです。
2021年3月
〇一都三県(東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県)の緊急事態宣言解除日が当初の予定を二週間引き延ばしされて以降、毎日発表される2月末から3月にかけての感染者数を見ていると下げ止まりになっており、東京都では毎日300人前後の数値が続いています。春が近付き桜の開花の話題も出始め何となく気が緩みがちになっている、丸一年を越える自粛生活の限界からそろそろ我慢がきかなくなっている、周囲に感染した人がいるが重症化しなかったなど事例を多く見聞きし甘い自己判断をしている、手洗い・うがい・マスクの着用をしていれば大丈夫、ワクチン投与が近いのでそれを打てば大丈夫なのだろうという考え、など思い当たる原因はいろいろとありますが、掛かってしまったり濃厚接触者になったりすると2週間は全く自由が利かなくなりますし、変異種が流行り出しているという情報もありますので自分勝手な行動だけは控えるようにしたいものです。
・期待(一部に不安視)されているワクチン接種は、昨年12月頃より市では国が描いた青写真を基に準備を始めましたが、その当時の予定とはかけ離れた鈍化した進捗状況となっています。八王子市では高齢者どころか優先して実施するとされている医療関係者などへの接種も進んでおらず、4月に開始されるとしている65歳以上の高齢者に対しても市内に約16万人いる対象者の2%程度のワクチンの供給が決まっているだけのようです。
・知人の医療関係者から気になる話をお聞きしました。新型コロナワクチンを接種した人は献血が出来なくなる、ということです。日本赤十字社のホームページには「献血をご遠慮していただく方」が明記されていますが、そこには例えば、出血を伴う歯科治療(歯石除去を含む)を受けた方、動物または人に咬まれた方、輸血歴・臓器移植歴のある方など多くの項目が列記されており、その中に新型コロナ対策として
〇今までに新型コロナウイルス感染症と診断された、または新型コロナウイルス検査で陽性になったことがある方
〇新型コロナウイルス感染症が疑われ PCR または抗原検査を受けたが結果が陰性で、検体採取日から 4 週間以内の方
〇何らかの理由で新型コロナウイルス検査を受け直近の結果がまだ出ていない方
〇4週間以内に新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者とされた方
などは献血を遠慮していただいているとあります。更に献血を遠慮していただいている方の条件に「一定期間内に予防接種を受けた方」という欄があり、ここには新型コロナウイルスのワクチンを接種された方は、当面の間、献血をご遠慮いただいています、とありました。国は16歳以上の全国民にワクチン接種をしようと考えていますが、例えば今後のある一定時期に集中してワクチン接種を実施した場合はそれ以降、誰も献血が出来なくなることになってしまいます。日本では1日あたり3000人が輸血を受けており、それに必要な献血数は13000人分と言われています。血液は人為的に製造が出来ず、また長期保存が出来ないため、その調達はこまめな献血に依存するしかないのですが、このままワクチン投与が行われると輸血の需要と供給のバランスが保てなくなることは目に見えており、新型コロナではない他の疾患や怪我などで命を落とす人が増えてしまう心配があるのです。これは大問題なのに公けに議論されていませんし、私も知人から聞くまで気が付きませんでした。他にもワクチン接種により浮上する課題があるのかも知れません。こういった課題をしっかりと議論していただき、ワクチン接種が安心して出来る俎上をしっかりと整えていただきたい、接待で受けた7万円は何を食ったのかなど、くだらない質問に時間を費やしている場合では無いと申し上げておきます。
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