こんにちは、八王子市議会議員の相沢こうたです。
平成28年2月
○清原和博元プロ野球選手が容疑者と呼ばれ、その覚醒剤に関わるニュースが未だに日々流れています。
私とは歳が4年程度の差であり、私自身も野球が大好きで下手なりに草野球に夢中になっていましたので、花がある選手・野球で大成する選手とはこういう星の下に生まれた人なんだなと羨望していたことをよく覚えております。傍から見える部分はその人の一部分でしかないことはよく解っていますが、その一部分がこれほどまでに輝かしいものであるのなら私たち凡人から見ればそれだけでも羨ましい限りだと思うのは私だけではなかったはずです。また注目され輝き続けなくてはならない使命のために感じるプレッシャーや影での努力は計り知れないものがあり、これらも凡人の想像を超えた部分なのであろうと勝手に推測をしながら、世間の人たちは大半の人が好意的な目で見ているものだと思っています。今回の彼の事件は個人的に大変残念なことだと悲しく感じています。
2004年11月にロッテで活躍した小川博元投手が強盗殺人事件で逮捕されるという出仕事がありました。小川博元投手は高校野球時代には3回の甲子園出場、その後プロでも奪三振王に輝くなど大いに活躍した選手でした。サラ金の返済に困り金を無心に行き断られたため対応していた女性を殴り倒し金を奪い、発覚を恐れてその女性を車で連れ去り川に投げ込んで殺害する、といった事件でした。この時も耳を疑った記憶があります。
私の友人に元プロ野球選手がおります。彼は阪急のドラフト一位でプロ野球界に入り巨人でもプレーするなど輝かしい実績を持った方です。プロ野球引退後は一般サラリーマンへの転職を見事に果たし、現在は私たちと同じいわゆる一般人として真っ当に生活しています。上記の元ロッテの小川投手の事件があった頃から彼とよく話題にする内容があります。
「プロ野球選手とかプロ○○選手といった人たちがとんでもない事件を起こしてしまうことが多いように感じます。国民全体の数に比較するとプロのスポーツ選手の割合いは非常に少ないはずですが、その割には問題を起こす人の数が多いですね。原因は複数あるのでしょうが、そのひとつに幼い頃からそのスポーツに特化した生活をしておりプロになれば更に狭い専門のフィールドにしかいないことで大人になったのに実は一般の社会というものがどういうものなのか全く知りません。それでも現役のうちは世間もプロ選手ということでちやほやしますし、限られた枠を出ませんから生きて行けますが、20~30代という若い年齢でその世界を追い出された時に一般社会に順応できずに路頭に迷うのです。更に悪いのは花のある世界にいて持て囃されたことがいつまでも頭の中から抜けずに変なプライドを持ち続けてしまう人など一般の社会に順応しようとすることすらできない人もいるのではないでしょうか。」
「例えばプロ野球選手になる時は問題を起こされると球団などに直接迷惑を掛けることになるので最低限の教育はしているようですが首になるときは冷たいものです。若くして首を宣告されてその後の人生を考えた時に改めて自分は野球しかして来なかった、社会に出て生きて行く術を全く知らないということに気が付く人は多いのです。」
「こういう悲劇を未然に防ぐために例えば半年間程度、社会の常識をしっかり教えるような機関を国で作ってくれたらと、元プロ野球選手などの不祥事が報道されると切実に思います。小中高と野球ばかりしてきて人によっては大学を卒業していますがそれも名ばかりで野球しかしていません。一般社会で生きて行くために人として必要な道理などごく一般的なことから教えていただき、更に少し頭を冷やし切り替える期間を経て、一般社会人として生きて行く上での将来不安を取り除いてから世の中に出す、といった機関を考えてもらえないでしょうかと真剣に思っているのです。」
国なのか、プロスポーツに関わっている民間が行うべきなのか。誰が真剣に取り合ってくださるのか難しい課題ですが、とても大事なことのように感じていました。世の中のあらゆる所にセーフティネットを設けること、これは行政や政治の責任で実施すべきことです。清原事件を機に改めてしっかりと考えるべきことだと認識しました。
○八王子市内のとある場所で、市の斜面緑地保護として指定されている林の樹木が近隣で生活する住民の迷惑になっているので何とかしてもらいたいとのご相談をいただきました。市の見解は、基本的に樹木は林を所有している個人のものなので市は伐採は行わない、あくまでも住民と所有者の民民の話であるということでした。所有者の方とお話をしますと林の管理を全く行っていない訳ではなく、ただ手が回りきらないということでしたので調整をさせていただき、私を応援してくれている仲間のボランティアで少し林を綺麗にするお手伝いをさせていただくという提案にご了解をいただき先日作業を実施しました。
お手伝いいただいた皆さんは総勢7名(私を入れて8名)、休日にも関わらず早朝より集まっていただき精力的に作業をしていただきました。行政を頼るだけではなくボランティアで実施することも大事な解決方法の一つだと改めて実感した次第です。
ご協力をいただいた仲間の皆さん、ご理解をいただいた地主様、そして伐採した多量の草木を引き取ってくださった館清掃工場の皆さんに改めて心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
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