こんにちは、八王子市議会議員の相沢こうたです。
衆議院選挙、都知事選挙、八王子市は都議会議員に空きがありますので都議会議員補欠選挙と3つの選挙が12月16日に行われることとなり、特に国政については連日報道がされております。新党ブームと言えば聞こえはよいですが、12を超える大小様々な政党がひしめく選挙となり、政治に係わっている私でも、いったいどの政党がどのような政策を持って何を目的としているのか、全てを理解できずにおります。
今回の争点の一つであるエネルギー政策については自らの専門分野ですので私はおのずと目が行きますが、原子力発電についてはほとんどの政党が反対、全廃を謳っています。
そのように言わないと選挙を戦えないと考えているのでしょうが、世の中の人は果たして本当にそう考えているのでしょうか。私は少なくとも4割以上の人は「そんなに簡単には行かない」と思っているのではと推測しています。
原子力発電やエネルギー政策については過去のHPに私の考えを記載させていただいておりますので詳細はそちら(H24年7,10月他)をご覧いただきたいと思いますが、ここでは簡潔に述べさせていただきます。
まず火力発電を除くと原子力に替わる巨大・安価・安定した電力を得る代替えの発電方式は残念ながら現在はその充てすらありません。当然、原子力全廃を訴えながら全廃した場合の代替え発電について示せている政党は皆無です(太陽光や風力といった小さな自然エネルギーは代替えになりません)。
仮に火力発電で代替えした場合は、まずCO2の発生抑制が出来なくなりますがこのことを明確に発言している政党もありません。また原子力の分を火力発電に全て替えた場合は年間6兆円もの資金が燃料購入のために海外に流出します(これは経済危機です)。国情が不安定な国から燃料を仕入れることがどれほど危ういことか、このことも誰も言及しません。
そして何よりも電力供給の不安定さと電気料金の高騰がもたらす国民生活や産業、経済への影響は目をつぶっては通れませんが、これにも触れる人はいません。耳障りのよい(と思っている)脱原発、自然エネルギーの導入というフレーズばかりを叫んでいて、こういったことを筋道を立てて説明出来ない人ばかりが立候補している現状をどう捉えるべきか、こういった人たちが私たちの国や暮らしを導けるのか恐ろしい思いで傍観しています。
政治に携わったり人の上に立とうという人は一時の人気とりのような発言ばかりしていないで、たとえある程度の批判を浴びても実情をきちんと踏まえた考えを示すことが求められると思いますし、そういう人に私たちの将来を託すことが出来ないと大変不幸なことになると危惧しています。
12月
〇11月21日には昨年に引き続き㈱関電工の技術・技能大会を見学させていただきました。電気や通信の現場に生きる最新技術や安全対策など様々な実演と展示、講義を拝見させていただきました。
中でも電気工事部門のメインである架空配電部門では多摩支店八王子支社チームが優勝を飾りました。チームには組合活動などでご一緒させていただいたメンバーもおり、私事のように嬉しく感じました。
〇以前より改善を求めていた「車道と歩道の接続部の段差解消」について、八王子市はこの度「移動等円滑化のために必要な道路の構造に関する規準を定める条例(案)」として、今まで2cmと明記してあった段差の記述を「標準2cm ※0cmも採用可」とすることで動きだしていただくことになりました。これが運用されると車歩道段差が徐々に解消されていくことになり、人に優しいまちづくりの一歩前進になります。尚、段差を無くしても障がいを持った人たちに不安全にならない(点字ブロック、縁石の工夫など)施策は当然図られます。
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