八王子市議会議員の相沢こうたです。(3月その2)
3月11日に発生をした東北関東大地震の被災地は想像を絶する被害に見舞われています。
被災をされた方々には心よりお見舞いを申し上げます。
これ以上の悲劇を防ぐためにも日本の総力を結集して支援をしていくことが必要で、私の立場で出来ることを一生懸命に取り組んで参ります。
被災された地域が広範囲のため復興支援地が絞れない中で、八王子市では義援金の募金活動に取り組むことになりました。
目標額1億円です。既に市長を先頭に市の職員の方々が街頭に立って義援金の協力を訴えております。
私もその一人として街頭に立つ他、市内の企業などにご協力をいただけるよう理解活動を行っています。皆さまのご協力をいただけますよう、よろしくお願いいたします。
この地震では原子力発電所が、全く予想ができなかったような無惨な姿となっています。
東京電力と国はこの事故が一般の方々の人命にかかわることにならないよう、現場の状況を包み隠さず迅速に公開をして的確な対応を図ることに徹することが大切だと思います。
今までの対応が後手に回っている印象であり、想定外の地震と津波であったなどの原因はどうあれ、今はこれ以上最悪の事態を回避することにあらゆる手を尽くすことを望みます。
また現地の最前線でそれこそ命を掛けて対応にあたられている関係職員の皆さまにおいては本当に頭のさがる思いです。
遠方より応援するしかありませんが、被災されないことを心より祈念いたします。最悪の事態終結に向けて、どうかよろしくお願いいたします。
大地震以降も余震が続いており、また誘発をされたような別の大きな地震が毎日あります。
また電力不足による計画停電により毎日のように電気の消える時間がありますし、流通の麻痺による様々な生活必需品が手に入りにくくなり、電車のダイヤが正常に戻らないなど交通も乱れたままです。
地震発生当日は八王子市でも大きな長時間の揺れを体験しました。
当日は帰宅困難者が多数発生し、津波の光景を何度もテレビの画面で目にしましたが、自身の周りで倒壊している建物や陥没した道路などがほとんどないことから、こういった身の回りの事象が続いており普通の生活に戻らないことに対して不満を口にする人がいるようです。
今回の地震災害は日本の国レベルの災害です。
八王子など多摩地区の町は見た目に変わっていませんが、現実に起こっている食料やエネルギー不足などは被災地ではないところに住んではいますが、間接的に私たちに降りかかっている震災です。
被災地の復興と避難されている方々の生活確保は元より、直接の被災地ではありませんが私たちの生活も安心安全を取り戻せるように、国民全員が同じ思いを持って頑張ることが求められていると思います。
こういう時こそ個々人の気持ちを抑制して全体を見る目を持つことで、日本人が元来持っている人を思う心が発揮されることを願っています。
平成23年度第1回八王子市議会定例議会は3月11日の予算等審査特別委員会を地震のため中断しました。
3月14日に委員会理事会、会派代表者会議、議事運営委員会の各会議を実施し、本定例会の進め方について審議しました。
その結果、各委員会や本会議を開催することが市長をはじめとする理事者と各部課長を終日拘束することとなり、この非常事態にふさわしくないと判断をしました。
平成23年度予算を審議する大切な議会でありますが、すでに本会議での会派代表質疑にて各項目に対する質疑を行い理事者の回答をいただいており、また予算等審査特別委員会は約3日開催されており市の方針の詳細について各会派ともある程度の質疑は実施していることなどを考慮した上で、特別な短縮日程とすることを決定しました。
3月25日に予算等審査特別委員会、28日に本会議をそれぞれ開催する短縮スケジュールとすることとなり、29日に予定をされていた一般質問は中止することとなりました。
非常事態に対応した例外的措置ですが、市民生活と被災地支援を最優先した今回の結論は正しいと考えます。
この議会をもって1期4年間の議会活動は終了することとなりますが、残された任期、わずかではありますが、震災対応に出来る限りの協力をしていきたいと思います。
4月には2期目の選挙が控えております。震災の影響で世の中が選挙どころではない、といった雰囲気もありますが、選挙は選挙で市民生活を向上させるために大切なものだと思います。
市民の皆さんの身近にある問題をひとつでも多く解決して安心・安全なまちづくりを目指して引き続き頑張っていきたいと思います。
是非とも皆さまのお力をいただけますようよろしくお願い申し上げます。
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