八王子市議会議員の相沢こうたです。
木々の新緑が美しい季節となりました。
今年の冬は例年以上に寒く雪が多かったのですが、この気象はゴールデンウイークを迎えても何か例年と違う状況が続いているように感じます。太陽物理学の第一人者であります神奈川大学名誉教授・桜井邦朋氏の著書によりますと、ここ数年太陽の表面に出現する黒点の数がほとんど見られない（無黒点期）、約１１年周期で繰り返してきた太陽活動の周期が２割ほど長くなったり、表面の磁場が観測史上最低レベルを記録したり・・など太陽の活動が休眠準備に入る兆候があるのではないかとあります。太陽には異常ともいえる静穏な活動状態を数十年に渡って維持し続ける時期や、またその逆で大活動期もあり、これらが過去１０００年ほどの期間に見られたことが明らかだということです。
現在、地球温暖化についてはその原因とされる人為的な炭酸ガスをどのように減らしていくかということだけが議論されていますが、地球環境の変化は炭酸ガスだけに影響されるものではなく他にも様々に原因があると教授は指摘しています。
仮にそれが太陽の活動であれば私たち人間の力ではどうすることも出来ないのですが、ただ様々な現象を多角的見地から正しく判断して対処することは大切なことだと思います。この多角的な見方というのがどうも人間は苦手な部分なのかではないかと感じます。思想や指導者、経験や体験など原因はいろいろとあるでしょうが、様々な分野で各人の強い思い込みにより固まってしまった理論での議論ばかりが繰り返されていますが、これでは真に世の中を正しい方向に進めることは出来ません。バランス感覚を持った議論を常に意識して行くべきだと強く感じます。
さて、仮に太陽の活動が静穏な周期に突入しているとしますと、地球は温暖化ではなく寒冷化することになります。現在、寒冷化に対処する方策は私が知る限りでは議論されたことは無く全くの無防備であります。生命の根本を左右する地球環境の問題が「想定外」ではそれこそ致命傷になってしまうのですが・・・。
５月
○市議会議員当選以来、改良に向けて力を注いで参りました「JR八高線・北八王子駅」について進展がありました。八王子行ホームの拡張に向けて、ホーム外側の市道変更工事が終了しました。本工事に際しましては市道に隣接する東京精密㈱様の土地を一部八王子市に売却いただくことで路線の変更が可能となりました。東京精密㈱様のご協力に感謝申し上げます。拝島行きホームの拡幅、駅前自転車置き場の整理に続き、少しずつではありますが改善に向けて動いております。まだまだ課題はありますが、引き続き積極的に取り組んで参ります。
○５月９日から５月１１日の３日間、委員長を仰せつかっております都市環境委員会の視察に出かけて参りました。今回の視察地は鳥取県（風力発電）、兵庫県豊岡市（コウノトリと自然環境）、神戸市（下水を利用したメタンガス採取と実用化）について見て参りました。それぞれに大変興味深い内容でした。詳細については別途視察報告とさせていただきますのでご覧いただければと思います。
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