こんにちは、八王子市議会議員の相沢こうたです。
暑かった夏から、気が付けばいつの間にか秋の虫の音色に季節の変化を感じている昨今です。
9月10日からは第三回定例議会が始まります。
先日、秋の交通安全運動に向けた八王子市交通安全協議会に出席いたしました。全国で相次いだ小学生の登校の列に車が突っ込むという悲惨な事故を受けて、現在全国的に通学路の確認と見直し作業が実施されているという話がありました。
私は以前から議会や委員会の発言の機会に「学校の通学路の問題」を何度も提起してきました。八王子市内の通学路においても危険な場所が多数存在するとともに、指定されているスクールゾーンが車両規制を掛けられて有効に使われているところはほとんど無く”名前だけ”のそれになっているなど、子どもたちを取り巻く交通環境は改善が必要なことが多くあります。
こういった意見を教育委員会に述べると毎回「通学路は各学校が指定しており教育委員会はその報告を受けているだけ」といった回答に終始してしまい具体的な改善取組みがされているのか疑問を持っていましたので、今回の全国的な取組みに合わせて八王子市でも積極的に有効な改善が図られるよう取組んでもらいたいと思っています。
以前「抜け道マップ」なるものが売れた時代がありました。現在はその時ほどではないとは思いますが、それでも特に朝の時間帯は学校近くの細い路地を抜けていく車が目立ちます。今回の通学路の一斉点検は学校や子ども側の立場でのものですが、社会全体として改善していくためには新たな視点も必要だと思います。
私が以前勤めていた現場出向機会の多かった職場では、朝の通学時間帯には絶対に子どもたちの多い道を通らないように運転・運行指導されました。現場に出る際に車両運行許可の印を上司からいただく時に、その方面によって学校の位置などを確認させられた記憶があります。通学路を安全に保ち子どもたちを交通事故から守るためには、車両を多く運行する業種の組合などをこの運動に巻き込み、運転手側の意識醸成が不可欠だと思いますが、残念ながら自治体としてそこまでの対策が出来ていないのが現状ですし、先日出席した協議会にもそういった組合の出席はほとんどありませんでした。
私は交通事故に係わらず、子どもたちが大人のエゴから巻き込まれる事故や犯罪に対しては特に嫌悪を感じます。こういった事故や事件が無い社会にしたいと常々思っております。子どもたちの交通安全のためには加害者になる大人たちの意識改革が一番必要であることを今後の活動で訴えていきたいと思っております。
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