こんにちは、八王子市議会議員の相沢こうたです。
9月に発表された政府のエネルギー環境戦略には失望いたしました。国の方針として作成したにしてはあまりにお粗末なもので、政策も戦略も何も感じられないその場しのぎに過ぎない内容で、これを作成する場には果たしてエネルギーについて知っている人が関与していたのか疑問に思うほどひどいものです。
例えば、原子力発電を2030年にゼロにするというこの根拠について全く示せていません。太陽光、風力といった現在注目されている電源は、不安定・高額・容量不足で原子力発電の代替えは出来ません。また資源の全くない国でその燃料を全て海外に頼っている火力発電に再度傾くことは危険であり、そもそもこの考え方はCO2削減の観点が欠落しています。今回はこういった発電方式の詳細について述べるつもりはありませんが、もしも原子力発電を収束させるのであればそれに代わる同等以上の代替エネルギーを示してからであり、そういったことに全く手が回っておらず、いつ出来るのか影もない状況下では原子力発電を安全かつ安定的に使うための方策を示す以外に、この国の近未来のエネルギー政策を妥当性を持って語ることはできないということです。
もはやエネルギーの問題は一企業に委ねるレベルの話ではなく、国民が今の水準を維持しつつ生活をすることはもとより、経済・産業政策、CO2削減に代表される環境政策、国防や米国・アジアとの外交といった様々な課題と関連付けて考えなくてはならない大変重たい問題であり、小手先だけでかわせるようなものではありません。
現在原子力発電に対し暗に反対のみを叫ぶ人々は、果たして原子力エネルギーを捨てた場合に自分たちがどのような代償を払わなくてはならないかを十分に理解し自覚しているとは思えません。これはデモなどを行い叫ぶ人たちに止まらず、面白おかしく報道している記者・著名人・有名人を含めてです。自分たちが今までと同じ生活水準を維持しつつ今の日本の発電市場で原子力だけを捨てることができると思っているとしたら、それは誤りです。
選挙が近いからでしょうか、こういった間違った考えの大衆の声に反対を唱えることもできず、ただただ大衆融合している政治家が多く、今回示されたエネルギー環境政策はまさしくこの域にあるものだと感じます。民意に従うばかりで、正しい方向に民意を先導するという大事な役割りを実践しようとしない、また気が付いてもいない政治家が多いことにこの国の危機を感じる昨今です。
10月
○10月10日に八王子GMGゴルフ場において「第5回ゴルフコンペ」を開催いたしました。
当日は好天に恵まれた中、92名のご参加をいただき盛大に、また無事に終了することができました。
ご参加いただきました皆さま、バックアップをいただいた皆さま、そしてGMGゴルフ場の皆さまには心より御礼申し上げます。
この催しは来年以降も続けて行きたいと思っておりますが、八王子GMGゴルフ場は来年の9月末から10月に国体の成年女子のゴルフ競技会場となりますので、次回は益々挑戦し甲斐がある状況にあるのではないかと思っております。次回のご参加をよろしくお願いいたします。
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