こんにちは、八王子市議会議員の相沢こうたです。
平成26年2月
・先月はたくさんの新年会にお招きをいただき、様々な業種の方からのお話を聞く機会がありました。
報道では現政権の施策により経済は上向きであるということですが、働く者一人ひとりにその実感は未だに無く、今年はその波を感じることができることに期待するお話しが多かったと感じました。
昨年の暮れには総理大臣が労働者の賃金を上げろといった発言をされましたが、一部の大企業を除き企業としても即賃上げに向かうほどの経済効果を実感している企業は少ないようで、春闘時期になって参りましたが賃上げはそれほど簡単なものではないと思っています。
賃金や労働条件は各々の産別や単組ごとにその経営者と労働組合が各々の実態に合った交渉を重ねることが不可欠であり、総理の一言で労働者の賃金が上がるということは皆無だと考えます。そもそも総理の発言で賃金が決まってしまうということは、逆に下げろと言われたら下がるのかと・・そういうことだと思いますので、実態は全く違うものだろうと考えます。
総務省が1月31日発表した昨年12月の完全失業率(季節調整値)は、前月より0.3ポイント改善して3.7%に縮小し、2007年12月以来6年ぶりの低い水準で、厚生労働省が同日発表した有効求人倍率(季節調整値)も上昇しており、双方とも急ピッチで雇用情勢の改善を示している、という報道がありました。しかし若年層の失業率は依然として高く、非正規労働で働く若者の数も減っていません。若年層の賃金や労働条件が改善されないことが未婚者を増やし少子化を助長させている、というお話しを先日桜井充民主党政調会長の講演でお聞きしましたが、そのとおりだと思っています。
ですから、賃金の問題は単純にそこに止まるものではなく、賃金や労働条件の改善は様々な社会問題を解決していく重要な鍵となってくるものであり、総理がどこまでのお考えで賃上げ発言をされたか定かではありませんが、働く仲間の皆さんには春闘における労使交渉は今後の日本の社会作りにまで影響する大切な交渉であることを今まで以上に意識していただき頑張っていただきたいと期待しております。
・先月末に、徳島市、多度津町、高松市の行政視察をさせていただきました。関係者の皆さまには業務多忙にもかかわらず大変丁寧な対応をいただきましたことに心より御礼申し上げます。視察内容につきましては追って活動報告として掲載させていただきます。
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