こんにちは、八王子市議会議員の相沢こうたです。
2月
〇ここのところ4月21日に施行される統一地方選挙に向けた取組みで非常に忙しい毎日を送っております。そのせいという訳ではありませんが、2月のトップページの更新が大変遅くなってしまい失礼致しました。ご支援いただいている方々にお会いする機会が増えたことに比例して、様々にご依頼・ご相談をいただく件数も増加し、あっという間に一日が終わってしまうという感じです。
2月末からは3期目最後の定例議会が開催されます。3月議会は次年度の予算審議をする場であり、年4回実施される議会の中で最もボリュームがあり重要度も高い回です。選挙準備も気になりますが、しっかりと取り組んで参ります。
・トップページの更新が遅くなってしまったのは選挙準備の多忙さだけではなく、何度か原稿を書いたのですが、対象とした話題が重たく、自分で読み返して嫌になってしまったからです。
ひとつは私の家族全員がファンで心底応援している池江璃花子選手の病気の話しです。この出来事は日本国民にとってとても悲しいニュースです。未だ18歳という伸び盛りの時であり、大会がある毎に記録を伸ばし続けていた彼女は、近い将来必ず世界一の選手になれると日本中が期待する活躍でした。多くのスポーツ選手がいる中で誰もが応援していた選手は、柔道のやわらちゃん、卓球の愛ちゃん、ゴルフの(宮里)愛ちゃんなど様々に思い当たりますが、彼女はこれらの選手同様かそれ以上に国民誰もが応援している選手だと思います。池江選手はコメントで「神様は乗り越えられない試練は与えない」と非常に前向きな言葉を伝えてくれましたが、私は、神様が存在するとしたらこの神様は日本人全員を敵に回したと思っています。病気の詳細は分かりませんが(分かったところで私にはどうにもできませんが)、元気になってくれることを祈るだけです。
・もうひとつはこどもの虐待死の事件です。我が子を虐待する事件が後を絶ちませんが、また心が痛くなる事件が起きてしまいました。千葉県野田市での10歳・小学4年生の心愛(みあ)ちゃんが父親の虐待で亡くなるという事件が発生しました。自分のこどもに殺すほどの暴力や嫌がらせを恒常的に行っていた父親の行為が理解できません。虐待に関してはトップページで過去に何回か書かせていただいており、平成30年6月の当欄では東京都目黒区で発生した、5歳の女の子(結愛ちゃん)の何とも悲しい事件を取り上げました。今でもこの時の事件と結愛ちゃんの手紙を思い出すと胸が張り裂けそうになります。実の父母による虐待の事件は後を絶たないどころか増加傾向にあります。また近年の大きな社会問題として真剣に取り組まなくてはならない課題であるはずなのに、相変わらず関わった機関が適切な対応を取れずに死を食い止められなかったという失態を犯しています。結愛ちゃんの時は児童相談所、今回の心愛ちゃんの場合は児童相談所に加えて学校と、報道を見聞きすればするほど憤りを感じます。
全国の警察が平成30年一年間に児童虐待の疑いがあるとして児童相談所に通告した18歳未満のこどもの人数は8万104人で、前年比で1万4673人増加しています。警視庁は2016年からこどもの身体に痣などの異常を認めた場合は、その原因が虐待だと断定できなくても児相に連絡することを徹底しており、これ以降通告件数が増加しており、児相に寄せられた通告の半数近くを警察が占めているとのことです。
また前者と少し時期に相違がありますが、全国の児童相談所(児相)が2017年度に対応した18歳未満の子どもへの虐待件数は13万3778件で、前年度より1万1203件(9・1%)増えており、調査を始めた1990年度から27年連続で増え続けています。厚労省は虐待に対する社会的関心が高まり、児相への通報が増えたことが要因とみているそうですが、せっかく児相が関わっていたのに命を落とすに至ってしまったケースが続くのは大問題であり、児相や職員の質や仕事量、対応方法などについて調査・改善の余地が大いにあるということです。そろそろ類似の事件を食い止めなくてはならないと痛切に思います。
・この2つのニュースの他にも八王子市では若い消防隊員が殉職するという悲しい事故もありました。
世の中右も左も楽しく良い事ばかりであれば私たち議員の出番はなくなりますから、よくよく考えてみれば私のやっている仕事は負の側の出来事に関わることの方が圧倒的に多いのですが、負の事象を少しでも減らすことが出来るよう尽力して参りたいと思っています。
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