相沢こうた

相沢こうたの使命

こんにちは、八王子市議会議員の相沢こうたです。

4月

〇4月7日に政府から新型コロナウイルスに対する緊急事態宣言が発令されました。2020年の新年を迎えてから４ヶ月、令和2年がこのような年になろうとは誰も想像していなかったと思います。私も新型コロナウイルスに関しての認識が甘かったと反省しています。幼い子どもたちに大きく感染が広がっていないことがせめてもの救いだと感じています。この傾向は従来のコロナウイルスと同様で、基本的に大人に感染する特徴を持ったウイルスという部分は同じなのかも知れません。しかしインフルエンザウイルスの例にあるようにその形態を変化させることはあり得ることですので、安易には考えられません。このまませめて子どもたちには感染が広がらないことを祈ります。

・政府の対応には賛否両論が聞こえてきますが、指示され休業を余儀なくされた方々への補償問題は早急にきちんとした見解を示すべきだと考えます。これについては順番が逆だと思っており、これだけの補償をするので休業・自粛をしてください、という指示の出し方が妥当だったと思っています。感染を助長してしまうことは自粛しなくてはならないと理解していても、目の前の日々やこの課題が落ち着いたその先の生活のことを考えると、自粛や仕事を失い収入の無くなった方々の心配は計り知れないものがあります。私も様々に相談を受けますが未だに不明点が多く、早急にもう少しわかり易い補償制度の確立を願っています。各家庭への布マスク２枚の配布は不要ですね、愚策です。こんな費用があるのなら、それこそこれを補償費用に充てていただきたいと強く思います。

・このような国家的危機、全ての国民が活動を制限されることは60年近く生きている私たちの年代ですら初めてのことです。世の中が危機的状況であったことを経験しているのは太平洋戦争の傷跡が残っている時代に幼少時代を過ごされた現在75歳くらい以上の先輩方だけでしょう。戦争以降の世の中は大きな自然災害の悲劇や経済の浮き沈みはあったものの総じて平和な世の中でしたので国民は平和ボケしています。ですから今回、様々なことに規制がかかり事実上社会活動が停止してしまった状況下で個々人がどのように対応をして行けば良いのか判断をできずに困惑している人が多いのです。そういった方々に冷静にいていただく、数か月間辛抱していただくために国民が安心できる補償制度をはっきりと示すことと、事態の見通しに対するしっかりとした考え方を提示すべきです。
4/7に緊急事態宣言が出された時に5/6の連休明けまでの期間を設定されていましたが、その根拠は1ヶ月間の国民の協力があれば終息するという何だか根拠のないものでした。そんなのは希望的観測の域を出ていません。新型コロナウイルスの特効薬が発明されて汎用される態勢を作れるまでこの状況は大きく変えることは出来ないと思いますし、新薬の見通しは正確に発表されていません。数日前に中国が、危機的状況を脱したとして国民への制限を解きましたが、特効薬が行き渡っているという報道は聞きませんので再び感染が広がってしまう可能性が高く時期尚早だと思います。
日本の政府には緊急事態宣言の終結の時期を見誤らないでいただきたい。こうなってしまった以上、新型コロナウイルスを封じ込めることが可能になるまで辛抱するしかないと考えます。平和な生活とは命と健康な身体・社会があってのものですから。そのために繰り返しになりますが、国民の協力を得て長期間の我慢を強いることが必要になり、そのためにはこのような状況が続いている最中と、そして解除になった後の生活を国や自治体が補償することを広く周知して、国民に安心感を与えることが不可欠です。
罰則規定が無いのに国民がここまで協力するのは日本人の美学だと他国が賞賛している記事を読みました。美学にも限界があります。これを継続する政策が必要ですので早急に示されることを祈っています。