一般質問で、市が率先して行う獣害対策として、河川内繁茂草竹木除去を推進するよう提言
大垣市議会の一般質問が6月11日に行われました。一般質問は3,6,9,12月の議会定例会の中で行われ、議員が登壇し、市長に対して大垣市政への質問や提言を行うものです。私は当選以来、ほとんどの定例会で一般質問をしています。今回は市が率先して行う獣害対策として、河川内繁茂草竹木除去を推進するよう提言しました。その要旨は次のとおりです。
1.「市が率先して行う獣害対策として、河川内繁茂草竹木除去の推進を」
サルにとどまらず、ニホンジカ、イノシシなどの大型の野性獣による被害が拡大の一途をたどっている。農業だけでなく、交通事故や日常生活に被害が広がっている。特にニホンジカはすでに山ではなく、河川内に繁茂する草竹木の中で繁殖し、倍々ゲームで数を増やしている。このまま放置すれば、やがて都心部へも被害が拡大することは明白である。しかしすでに河川内に繁茂する草竹木の除去は、個人やボランティアでは対応できないレベルに達しており、市が率先して、獣害対策として推進するよう提言する。
これらに対し、当局からはある程度は前向きな答弁がありました。しかし残念ながら、前線に立って、具体的にどんな状況かわかった上での切実感は伝わっていないと感じました。手遅れになれば、農村地域だけでなく必ず都市域まで被害が及びます。これからも獣害対策の推進について、強力に働きかけていきます。
なお、詳細は大垣市議会のホームページで「本会議会議録」として公開されますのでご覧下さい。また、私のホームページでも「田中たかのり一般質問集」として公開していきますのでご覧下さい。
《写真説明》 河川内に繁茂する草竹木。この中でニホンジカは繁殖するようになり、山の奥で生息していた頃は2年に1頭生まれていたのが、今では1年に2頭生まれるようになっている。さらに最近では、早く体が成熟し、子供を産む年齢が下がってきているという。河川伝いに都市近郊にまで繁殖のフィールドを広げれば、手に負えなくなるかもしれない。獣害対策は何よりもスピードが勝負である。相手は人間の都合には合わせてくれない。
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