斎藤竜一渋谷区議会議員(東京都)へ、平成21年6月30日にインタビューをさせていただきました。
内容は以下の通りとなります。
国政との違いについて(有権者が地方議員に期待されている事柄とは)
記者 国政との違いとして、有権者が地方議員に期待されている事はどのような事柄だと思いますか。
斎藤竜一議員 今、日本の政治を考えると、よく政治不信と言われますよね。実際、私が議員になって最初に感じたのは、議員というのは、一般的な人間関係からみると少し変わった目でみられるところがあります。では、地方議員はどうなのかというと、やはり一番身近なところにいる政治家というものだと思います。地域の人たちは何を期待するかというと、一番自分の生活している回りで起こっている問題、たとえば、「下水が詰まった」「保育園をもっと増やして欲しい」とか、そういう生活に直結するような話が地方議員の役割なのかなと思うのですが。だから、極端に言ったら、行政とのつながりのある便利屋さんというような役割だと思います。私もこの2年間、議員生活を送ってきてそういうお話をまわりから聞くことも多いですし、それをできる限り早く解決してあげられることに自分のやりがいを感じます。まずは、この地域の問題、次に渋谷区全体の問題、またそれが東京都にいって、また国にいってという時に、その窓口の役割もあるわけで、そういった意味では、国政と地域とのパイプ役みたいな役割もあるのかもしれないですね。
渋谷区で今、一番問題だと思われる事
記者 渋谷区で今、一番問題だと思われる事は何だと思われますか。
斎藤竜一議員 渋谷区はたとえば、子育てだとか、福祉、教育など全国でもトップクラスではないかなあと思います。実際にある大手新聞社のアンケートでもトップクラスなんですね。じゃあ、今の時点で、渋谷区で何が一番大事なのかと言いますと、たとえば、東京都からの還付金などの緩和措置が終わるのですが、そのあとの財政の問題が、もしかして近々の課題なのかな。これから先、今までと同じようなお金の使い方をしていっていいのか、そうなった時にやはり締めていかなければいけないですし、予算、決算という部分で今までと同じようなサービスを継続的にやっていけるか、という事が大きな問題なのかなと思います。
議員活動報告
記者 斎藤区議は現在議員としての活動報告は、どのような方法で行なってらっしゃいますか。
斎藤竜一議員 年に数回の後援会とか地域の方々に対しての区政報告会と、年に数回の区政レポートを出しており、それと併せてポスティングをしたりしています。
若い有権者が政治に興味を持ってもらうための工夫
記者 若い有権者の方々に政治に興味をもってもらうためには、斎藤区議は何が必要だとお考えですか。
斎藤竜一議員 難しい問題ですよね。実際に私のまわりで支援していただく方も年齢が上の方が多かったりしますので、若い人たち、特に私の場合は子育て世代の人たちの話をなるべく多く伺う機会を作っていますね。そういう時に、その方たちが自分達の思っている事をどれだけ伝えられるかそういう場所を提供できる、話を聞いたり、要望を聞いたりする機会を増やすことが大事だと思いますね。だから、どうしても今、マスコミなどが違ったとらえ方をして、逆に政治不信を植え付けているみたいなところがあるので、そうではなくて、そういう人達の声もどんどん反映されるんだよというような形を出していかないと、やはり興味はどんどん薄れていくと思うのですね。
支持者へのメッセージ
記者 最後に支持者にお伝えしたいメッセージがあればお願いいたします。
斎藤竜一議員 そうですね、お蔭様で、選挙に出る前、また当選させていただいてから、私がどういう事をやるのか、何をしてくれるのかというのが、まわりの方からも不安な部分とかわからない部分があったと思います。2年経って、着実にまわりの支援していただいている方、また、はじめて斎藤を知ってもらった方々もいろんな話を伺う機会が増えてきました。これから先も、そういう方たちの声をひとつひとつ丁寧に届けていくという仕事をしなければいけないと思っているので、是非、支援者の方や地域の方には街の便利屋的な感じで、どんなことでもいいから相談、要望を私のところに届けてもらいたいと願っています。
記者 ありがとうございました。