平成25年(2013年)11月に発行した後援会報第6号のダイジェスト版です。
写真:光まつりパレード「五坊山の仁王さぁ」
平成25年(2013年)の活動報告
1月17日 山口県庁OB会周南支部役員会
1月24日~25日 環境福祉経済委員会視察(熊本県八代市バス事業・鹿児島市農業公園)
1月30日 千葉県富里市議会の視察応対
2月12日 第4回市議会報告会(市民ホール)
2月26日~3月27日 3月議会【下記Q&A】
3月28日~29日 為光会視察(佐賀県鹿島市・嬉野市議会報告会)
4月14日 着物でぶらりinむろずみ
5月9日~10日 議会改革集中講座in福岡
5月26日 光市レクリエーション卓球大会
5月28日 環境福祉経済委員会視察(えこぱーく・後畑不燃物埋立場)
6月11日~7月1日 6月議会【下記Q&A】
6月26日 環境福祉経済委員会視察 (浅江東保育園・さつき幼稚園)
6月30日 ひかり人形劇フェスティバル
7月22日~8月3日 第5回市議会報告会(市内4会場)
7月30日 為光会視察(兵庫県相生市・鳥取市の人口定住)
8月1日 山口市阿東町の大雨災害状況視察
8月5日 日本ジャンボリー(周防の森ロッジ)
8月11日~13日 教育キャンプ(周防の森ロッジ)
8月17日 伊藤公記念公園きもだめし大会
8月21日 ニュ-フィッシャ-との意見交換会
8月29日 コンパクトなまちづくり講演会(国土交通省住宅局住宅生産課長)
9月6日~10月23日 9月議会【下記Q&A】
10月6日 光まつりパレード参加【上記写真】
10月12日 宵山・みたらい湾花火大会
10月13日 早長八幡宮秋まつり
光市議会の情報公開は意外と進んでいます
山口県内13 市議会の中で、唯一市議会広報誌を発行していない光市議会ですが、インターネットによる情報公開は県内でもトップレベルにあります。
特にオススメは委員会の議事録です。テレビ中継のある本会議とは違った、議員と執行部の緊迫感あるやりとりが掲載されています。インターネットが利用できる方は是非ご覧下さい。
http://www.city.hikari.lg.jp/shigikai/top.html (笹井琢は環境福祉経済委員会に所属しています)
なお、休止されている市議会広報誌については、広報広聴委員会において議論を進めています。
人口減少に対応した無理のない地域社会に
国立社会保障・人口問題研究所が平成25 年3月に発表した「日本の地域別将来推計人口」によれば、平成52年の推計人口は山口県が107万人、光市は3万9000人と、現在の3/4 まで減少するとのことです。光市独自の推計においても、同様の傾向となっています。
人口を増やすための取り組みを進めていくことはもちろんですが、併せて人口減少の対策を講じていかなければなりません。
これまでの組織・行事・施設を見直し、みんなで無理なく運営できる地域社会への移行が必要です。
平成25年3月議会の質問と回答
Q1:ニューフィッシャーの受け入れと漁港地区の整備を!
A:ニューフィッシャーは既に3名が独立し4名が研修中である。本年度から漁船リースの補助を行う。
平成9年頃に計画された江ノ浦地区道路は、安全確保などの課題があり工事時期を明確に示すことができない。海側への道路接続は未定。
Q2:不燃ゴミの分別と減量についての取り組みは?
A:ゴミの適正化率は75.1%であり低下傾向にある。ごみ減量化等推進委員会議で市内各地区別の分別状況を説明し、意識向上を図りたい。
予約待ちの多かった粗大ゴミ等のふれあい訪問収集は、1日最大16 件まで可能となるよう拡充した。
Q3:小中学生の通学時の安全確保のため、現地調査と改善を!
A: 昨年8月に教育委員会・土木事務所・警察署と合同で、通学路の緊急合同点検を行った。
危険箇所91カ所のうち40カ所について対応に着手した。中島田の交差点改良・三井橋の欄干嵩上げ・室積中学校テニスコート横の改良工事を行う。
平成25年6月議会の質問と回答
Q1:市営住宅の建て替え計画を問う。
A:岩田の溝呂井住宅の移転先については、岩田駅周辺都市施設整備基本計画の中で検討していく。
平成24 年に作成した光市営住宅長寿命化計画では、その後に室積松中住宅の建替について検討するとしているが、時期はまだ示せない。
Q2:障がい者の経済的自立支援は、安定的・継続的に実施すべき。
A:市役所の障害者雇用率は、法定雇用率を上回る約2.4%となっている。
本年度から障害者総合支援法が施行されており、福祉作業所等の生産活動について市庁内で情報発信することで、生産物の販路拡大に努めたい。
Q3:下水道整備が遅れている室積地区の対応は?
A:平成30年までに管路敷設工事を行う下水道整備計画を作成中である。一定期間内に下水道整備が見込めない地区については、合併浄化槽設置についての補助を平成26年度より行う。
Q4:光総合病院の移転新設は、交通アクセスの良い場所に!
A:政策調整会議の下に部会議を設置して検討を行う。がん治療の放射線療法・緩和ケア病棟の開設・開放型病床の設置など、機能充実について協議していく。
移転場所については、早急に結論をださなければいけない。
平成25年9月議会の質問と回答
Q1:公共施設の実態調査を行い、統廃合やマネジメントの推進を!
A:利用状況や管理コストを客観的に把握し公共施設白書を作成する。対象は庁舎・公民館・文化体育施設・子育て福祉施設・小中学校・市営住宅など計146施設。
これらを単純に更新した場合、今後40年間の費用は約920億円(年間23億円)が必要となる。
Q2:下水道は市民負担軽減の立場で県と交渉を! 下水道のない周防地区の排水基準を明確に!
A:浅江の浄化センターは供用後26年が経過しており、長寿命化工事を平成31年までに行う。国補助は1/2~2/3、残りを山口県と光市・岩国市・周南市で負担する。
周防地区の排水処理については合併浄化槽の普及に努めている。
住宅等を新設する場合、1000㎡以上の開発行為ならば水利権者の同意が必要だが、都市計画法上1000㎡未満は同意不要である。
Q3:周防の森ロッジの安全対策は十分か?
A:異常気象時には野外活動を中止し管理棟へ避難させる。発電機1台と投光器3台を配置している。
キャンプサイトや林間道については、大規模修繕が必要な状況ではない。現地の状況を見ながら、必要に応じて対応したい。
◇◇◇コラム◇◇◇ 市と県の狭間にあるもの
光市・周南市・岩国市と山口県で共同実施の流域下水道事業は、昭和61年に供用開始、平成13年に事業負担割合が変更されている。平成13年と言えば山口きらら博の真っ最中、当時は私も山口県の職員であった。
下水道とはかけ離れた商工労働部に私の席はあり、国が建設した労働福祉施設の譲渡の為、県内をずいぶん駆け回った。「過去に受け取った施設を返還したい」と言われる町長さんの矢面に立たされたりもしたが、経緯や政策を丁寧に論じ、最大限の情熱をかけて対応したつもりである。
流域下水道事業の市負担割合引き上げは、平成13年の時点で外部に説明されていない。事業の責任も県なのか市なのか不明確なままである。市と市・市と県・県と国、組織の狭間に目の届きにくい場所がある。そういった場所に目をこらしていくことが、市民の福祉向上に繋がると信じている。