ご挨拶
全国に大きな被害をもたらした梅雨も明け、じりじりとした日差しの本格的な夏の到来です。
皆さんお元気でしょうか、松川章三です。
参議院議員選挙も終わり、与党民主党は大敗を喫し、野党の自民党とみんなの党が大量に議席を伸ばしました。
それにより野党が参議院の過半数を占めるようになり、衆議院では与党が多く、参議院では野党が多いという、いわゆるねじれ現象が生じてしまいました。
自民党政権下でおきたねじれ現象が今度は民主党政権下でおきてしまったのです。
このようなねじれ現象が起きると、与野党が対立して重要法案が成立しなくなり、政治の停滞が起きてしまいます。
デフレ不況に苦しむ日本でそのようなことは許されません。
国会においては、与野党ともに政局にするのではなく、国民のため、日本国のために政策ごとに歩み寄り、この難局を乗り切って、世界に冠たる日本を取り戻して頂きたいと切に願うものです。
《行財政・議会改革等推進特別委員会》
議員定数4人削減
行財政・議会改革等推進特別委員会は、議会改革の議員定数削減について先行審議をした結果、財政状況等厳しい中、議員定数を4人削減し25人とし、平成23年4月の次期選挙より実施することとしました。
これに伴い議会関係経費が約3,900万円削減できます。
行財政改革に関する決議
行財政改革については、下記の項目について具体的な施策等を求め決議しました。
このことは平成22年度から平成26年度までの5カ年計画で「第3次行政改革推進計画」に取り入れられており、進捗状況は適宜議会に報告するようになっています。
執行部の計画通りにいくことを強く願っております。
1.学校給食関係について
2.職員厚生会(福利厚生)について
3.競輪事業について
4.リサーチヒル(企業誘致)について
5.し尿処理場春木苑について
6.第3期可燃物収集業務民間委託について
7.水道事業について
8.総合的な職員人事について
今後の協議案件
行財政・議会改革等推進特別委員会の今後の協議項目は、
1.議員報酬等について
2.各種調査研究費・旅費等について
3.各種審議会・協議会等への参加の是非について
です。
現在の別府市の財政状況や類似団体の比較から見て、今の議員報酬は市民感覚にあっているのか。
また政務調査費、議員個人視察費はどうなのか。
農業委員会、土地開発公社をはじめ、各種審議会・協議会等に議員の参加は必要なのか。
等の意見を今年度中に取りまとめていく予定です。
《口蹄疫対策》
4月20日に宮崎で口蹄疫が確認されてから、被害は拡大し続け甚大な被害をもたらしています。ここに来て終息の兆しが見えてきていますが、宮崎、大分県境では、今なお全車輌の消毒が義務化されているため、消毒作業は続いています。
口蹄疫の影響は発生地域以外の農家にも影響が及び、大分県では家畜市場が中止となり、3ヶ月ぶりの7月にやっと再開を見たのです。
その間、畜産業者は牛の飼料代、消毒代等の経費がかさみ、負担が重くのしかかっています。
別府市の場合は、畜産農家は少なく12戸で、和牛130頭、乳牛49頭を飼育していますが、ここでも前述の通りです。
このため、先の6月議会補正予算で6、7、8月の3ヶ月分の経営支援と防疫対策に要する経費を認めたしだいです。
また私が提出した口蹄疫に対する意見書を全会一致で可決し、衆議院、参議院、政府に提出をしました。
《防災士の制度化》
私が過去2度にわたって一般質問で取り上げた「防災士」の制度化について、「第3次行政改革推進計画」の5ヵ年計画の中に取り上げられており、執行部の防災に関する意識が、非常に高いことが伺え頼もしく思っています。
この「防災士」は特定非営利活動法人日本防災士機構が認証する資格で、「自助」「互助」「協働」を原則として、減災と社会の防災力向上のための活動が期待され、そのために十分な意識・知識・技能を有する者として認められた人です。
別府市においては、初年度の平成21年度大分県地域防災リーダー養成講座に、31人が受講して、全員合格という快挙を成し遂げています。
私も受験をして合格いたしましたが、今後も毎年防災士が誕生し、別府市の防災力向上のための、中心的存在になっていくことと思っております。