渋谷区議会議員

斎藤竜一

RYUICHI SAITO

斎藤竜一の活動報告
DRAGON NEWS VOL.16

こんにちは!さいとうりゅういちです!

リオオリンピック・パラリンピックでの日本選手の活躍も記憶に新しいところですが、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。

前回の報告から半年が経ちましたが、4月には「熊本地震」、夏には迷走台風や西日本を中心とした猛暑、局地的な豪雨被害など天災にも多く見舞われました。お亡くなりになられた方のご冥福を心からお祈りするとともに、被害に遭われた方々にお見舞いを申し上げます。

政治の世界でも舛添都知事の辞任など迷走いたしました。渋谷区でも都議会補欠選挙が行われましたが、皆様のご支援により、東京都とのパイプ役が新たに生まれましたことを心より感謝申し上げます。

区政では6月に第2回定例議会が行われ、わが会派の代表質問では、防災対策の見直しや子育て支援・高齢者福祉など本区が抱える課題のほか、地域においては「バスタ新宿」を活用したハチ公バスの新規ルートの検討や、観光客の増加に伴う民泊の問題など提言 いたしました。

総務委員長として2年目を迎えておりますが、委員会の運営に加えて地域の抱える身近な課題についても全力で取り組んでまいります。

 

渋谷区の二十年後を見据えて!

このたび渋谷区の基本構想が新たに策定されます。

前回の策定から20年が経ており、社会状況や周辺環境の変化から新たなビジョンを描く必要があるため、今後どのような未来を見据えていくのかが主な内容になります。

基本構想の策定にあたっては、20年後の渋谷区に何が大切か、いわゆる価値観が重要になります。世界の大都市と並ぶ成熟した国際都市になるため、区民の皆さんが誇りをもって暮らしていくこと、また渋谷区に集まるすべての人の力をまちづくりの原動力にすること、そして関わる人々の人生の豊かさを永続させていかなくてはなりません。

区民説明会等も開催してまいりましたが、策定するだけでなく、構想が十分に機能していくために、これからも皆さんのご意見を伺いながら反映してまいります。

地域防災計画の見直し!

今年も4月の「熊本地震」や、迷走台風による東北地方・北海道での水害など、各地で自然災害による被害が続いております。渋谷区は防災力日本一という評価をいただいてはおりますが、今回の地震で明らかになった課題を検証し、地域防災計画を見直すべきであると第2回定例議会で提言いたしました。

課題のひとつとして、拠点配給所まで受け取りに来ることができない、要援護者を含む高齢者・障がい者への配給があげられます。渋谷区では民生委員や町会関係者など、地域の皆さんのご協力のもと要援護者の方を避難所に避難していただくのが原則になってお りますが、やむを得ない理由でご自宅にとどまる方が多くなることを想定した対策が必要となります。ボランティアの活用や、運搬用リヤカーの配備を提言いたしました。

また、災害備蓄品の追加や見直しも必要と考えます。熊本地震では、普段家庭での買い置きがない、おむつ離れした子どもに緊急ではかせる大きなサイズの紙おむつや、断水のため洗って使用できない食器などに使うウエットティシュなどが必要であったと聞いてお ります。熊本では本震発生から4日後にはスーパーで生鮮食料品が、5日後には普通にミネラルウォーターが買えるようになったことから、家庭での3日分の水・食料の確保の周知徹底と共に、震災時に必要な備蓄品の再検証を行うべきであると提言いたしました。

他にも、支援物資の受け入れ施設の確保や態勢の強化、配送手段としてのトラックの確保などに関わる防災協定の見直しなども重要と考えます。
特に支援物資の受け入れに関しては、先日、人の善意も時と場合によっては誰かを傷つけているかもしれないという内容の映画「ポバティー・インク」を見てきましたが、そこでも触れられていたように、緊急度が低くなった物資の保管場所の問題や、過剰な配給による地元経済への影響なども懸念されます。

渋谷区では今年度から3年間で、「業務継続計画」「職員行動マニュアル」「受援計画」を策定し、その後「地域防災計画」の修正が検討されることになっています。

スピーディな対応を要望すると共に、熊本での教訓を生かした実効性のある防災計画の策定に全力で取り組んでまいります。

斎藤竜一
渋谷区議会議員