渋谷区議会議員

斎藤竜一

RYUICHI SAITO

斎藤竜一の活動報告
DRAGON NEWS VOL.10

こんにちは!さいとうりゅういちです!

今年もあと2ヶ月余りを残すのみとなりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。今年の夏も空梅雨から始まり、各地で豪雨や洪水、また竜巻など異常な気象状態のなか、観測史上最高を更新する猛暑を記録したことも記憶に新しいところではありますが、日本中が明るくなったニュースといえば、2020東京オリンピック・パラリンピックの開催決定であります。

私も、昨年9月の第3回定例議会において、渋谷区体育協会から提出されたオリンピック招致に対しての請願の筆頭紹介議員となり、総務区民委員会での説明、また本会議では請願に対する賛成討論もしてまいりましたので、今回の決定は本当に喜ばしく思っております。

特に渋谷区は、大会のメイン会場になる予定の新国立競技場とも接しており、千駄ヶ谷の東京体育館や原宿の国立代々木競技場も抱えているなど、今後大きな役割を果たしていくことになります。自民党渋谷区議団としても、港区・新宿区と連携した議連を発足する準備がはじまり、近隣の区民の皆さんのご意見などを伺いながら、検討をすすめてまいります。

昭和39年の東京オリンピックでは、競技場周辺の特に千駄ヶ谷地区での人口流出など負の遺産もあったとも伺っております。

そのような苦い経験も生かしながら、今回の開催が一過性のお祭りにすぎないよう、地域の活性化や環境にやさしい街づくりをすすめていかなくてはなりません。長いようで短い、あっという間に過ぎていくであろう7年間を無駄にしないよう、またオリンピック開催だけではなく、子どもたちには明るく、そしてすべての人達にやさしい未来の渋谷を見据え、皆さんの声をきちんと伝えていけるよう、これからもしっかりと提言してまいります。

代表質問

今年6月の第2回定例会で、自民党議員団を代表して大きく8点の質問をいたしました。7月に発行された「しぶや区議会だより」にも掲載されておりますが、内容について報告させていただきます。

まず、桑原区長が掲げている「健康づくり日本一事業」について、本年度予定されている内容と今後の事業展開を確認し、関係する部署の連携や、専門家の意見を取り入れるなどの必要性を提言いたしました。防災の面では、帰宅困難者対策の拡充、また木造住宅密集地域での不燃化10年プロジェクトを活用するなど、安全で安心なまちづくりを提言いたしました。

子育てや教育の観点からは、まず保育園等の待機児対策の成果を確認し、今後も即効性の高い計画も含めた、持続的な対策の充実を提案いたしました。また、就学後の子どもたちへの取り組みとしては、建て替えの工事が始まる「児童福祉センター」、旧 代々木学童館(現かぞくのアトリエ)で展開される「こども・親子いきいき支援事業」、 渋谷の青少年を育てる事業として来年度に予定されているドイツ連邦共和国へのス ポーツ振興派遣など、今後計画されている様々な取り組みに対して質問いたしました。 今回の代表質問では、防災などのまちづくり、高齢者を初めとする福祉事業、そして 教育や子育て環境の充実などを中心に質問いたしましたが、渋谷区がかかえる課題に ついて、これからも注意深くひとつひとつ丁寧に取り組んでまいります。

渋谷区庁舎の建て替え!

9月9日から始まった第3回定例会において、「渋谷区総合庁舎の建て替えを求める決議」が賛成多数で採択されました。

渋谷区の総合庁舎は昭和39年に建築されてから約50年が経過しており、平成24年に実施された耐震診断において、「地震の震動及び衝撃に対して倒壊、または崩壊する可能性が高い」という結果が報告されました。これを受けて区議会でも、総務区民委員会で協議を重ね、今年6月には新たに「庁舎問題特別委員会」を設置し、建て替えまたは免震補強を選択した双方の自治体を視察し、検討を重ねた上で建て替えの決議を採択いたしました。

本区の庁舎はいかなる耐震補強をしてもコンクリートの劣化を防ぐことはできず、建て替えの問題は検討事項として継続いたします。

これらの問題を解決するため、庁舎の建て替えは区民の皆さまに対する行政サービスの拠点確保という観点からも喫緊の課題です。

行政需要が増大している今日、区民が利用しやすいワンストップ化の実現、さらには発災時には防災の拠点としての機能確保も必要であり、現代社会に適応した環境性能を有するエコでスマートな庁舎は、オリンピックの開催に合わせて渋谷のシンボルとしての先進的な役割を果たすことになります。

今後も渋谷の将来を見据え、安全で安心して利用できる区役所庁舎の実現に向け取り組んでまいります。

斎藤竜一
渋谷区議会議員