議会活動報告 4月~6月
トピックス:研修会報
≪5月10日≫
・地方創生の取り組み(衆議院議員会館)
講師:内閣官房 まち・ひとしごと創生本部事務局 次長 頼 あゆみ
日本の人口が2008年にピークを迎え、減少に転じている。岐阜県においても名古屋都市圏に近い地域は、減少が穏やかですが、飛騨地方など北部の山間地においては人口減少率が高い。人口の地方から大都市(特に東京圏)への人口移動が生じてきた。特に、東京圏への転入が拡大している。特に東京の出生率が極めて低く、地方からの大都市圏への若者の人口流出・流入と低出生率が人口減少に拍車をかけている。2040年までに20~39歳女性が半分になる自治体が50%を超える。
これらの現実を踏まえ、地方創生の取り組みとして、長期ビジョンと総合戦略を立てている。
長期ビジョンとして・・①人口減少問題の克服、2060年に1億人の人口をいじする。②人口減少の歯止め、国民希望出生率、1.8、③東京一極集中の是正
ひと・まち・しごと創生総合戦略として・・①地方に仕事をつくり、安心して働けるようにする。②地方への新しいひとの流れをつくる。③若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる。④時代に合った地域をつくり、安心な暮らしを守るとともに、地域と地域を連携する。
具体的な戦略として①6次産業化で市場規模を10兆円に(2014年5.1兆円)、訪日外国人消費額8兆円(2015年3.5兆円)、②地方移住の推進11000件(2015年7600件)、企業の地方拠点機能強化、雇用4万人増加、③若い世代の経済的安定、若者の就業率79%(2015年76.1%)、④小さな拠点の形成1000か所(2015年722か所)、連携中枢都市圏の形成30圏域(2016年17圏域)
恵那市で始まっている、栗を利用した6次産業化を一層推進し、さらに他の野菜等の6次産業化も期待したい。移住定住に付いては、年々実績が上がっている、窓口となる、市の組織の充実、民間のNPO組織に対して、支援を強化して、安心して移住できる体制の更なる整備の重要性も感じました。工業団地の造成で、雇用の増加につなげていくことも大切と感じました。小さな拠点の整備に付いては、笠置町の笠置コミュニティセンターが取り組み事例で掲載してあります。恵那市の各地域もまちづくりの拠点が整備されつつあります。笠置町の取り組みの事例を参考にしながら、各地域で個性ある拠点づくり、地域運営組織を作り上げて、地域を活性化していくことが重要と思います。
・地方創生推進交付金について
講師 内閣府地方創生推進事務局 参事官 後藤 靖博
本格的な事業展開を迎えた地方創生について、さらなる深化のため、地方創生推進交付金により支援する。
①地方版総合戦略に基づく、地方公共団体の自主的・主体的で先導的な事業を支援する。
②KPI(成果目標)の設定とPDCAサイクルを組み込み、従来の「縦割り」事業を超えた取り組みを支援する。
③地域再生法に基づく法律援助の交付金とし、安定的な制度・運用を確保する。
※地方公共団体は、対象事業に係る地域再生計画(5ケ年度以内)を作成し、内閣総理大臣が認定する。
○具体的な「成果目標(KPI)」を設定し、PDCAサイクルを確立する。
資金の流れ・・国から交付金(1/2)都道府県、市町村に交付し、地方負担は地方財政措置を講じる。
28年度は岐阜県で、県を含め33事業で地方創生推進交付金を活用しています。恵那市もサテライトオフィスの事業でこの交付金を活用しています。該当する事業が有ればいくつでも出せるようです。ハードルは高いが、地域の活性化に繋がるとも思います。知恵を出して、事業に結び付けることが大切と考えます。
※29年の6月補正予算で計上されている、恵那ぐらしビジネスサポートセンター事業もこの交付金を活用しています。
・地方創生と地域経済の好循環の確立について
総務省 地域力創造グループ 地域政策課 理事官 平木 万也
自立支援応援課 課長補佐 中井 孝一
ローカル10000プロジェクト・・地域経済循環創造事業交付金
○産学金官の連携により、地域の資源と資金を活用して、雇用吸収力の大きい地域密着型企業の立ち上げを支援する。岐阜県では、県をはじめとして、15事業に対して、交付実績が有り、恵那市の実績はなし。
事業を見てみると、既存列車の改造で地元農産物を活用した食事を提供する観光列車の整備、ジビエの加工施設、レストランの整備した飲食業の開設、観光いちご園の整備等があり、恵那市でも、事業化の可能な分野が多くありそうである。今後研究する必要を感じました。
≪5月11日≫
・議会基本条例にについて・・・東村山市議会
東村山市議会では、「市民に開かれた議会へ」をキャッチフレーズに平成22年に「議会基本条例の制定を求める請願」採択から始まりました。平成23年6月に「議会基本条例制定を進める特別委員会(委員14名)を設置して、議論がスタートしました。翌年9月には、中間報告がなされました。平成25年10月に議会基本条例(案)についての議会報告会の開催とパブリックコメントを実施する。12月には、「議会基本条例」が賛成多数で制定される。翌年26年4月「議会基本条例」が施行される。
3年の議論を経て、制定された、議会基本条例には、議会基本条例の検証が盛り込まれていて、2年毎に検証することになっています。平成28年に検証が行われ、一部条例の改正が行われました。
特に、印象的に感じたことを下記に列記します。
○議会基本条例の制定及び基本条例の検証に関しても、パブリックコメントを実施している。制定に対しては、最終調整の参考に、基本条例の検証では、検証に反映しています。
○傍聴については、傍聴席での電子機器の使用を可能にしています。委員と同じ資料を貸与しています。手話通訳者の配置もしている。
○陳情についても、請願と同様な扱いをしています。
○重要な事業あるいは緊急性のある課題等があるとき、調査、研究、討議の場として政策研究会を行うことを規定しています。
○議会閉会中に、文書質問を規定している。ただし、実績は1件とのことであった。
○反問権は無いとのことであったが、議員の質問に答弁するとき、議長、委員長の許可を得て、問い返すことができる。
恵那市議会は、議会基本条例を制定していませんが、今回、将来に向けて、東村山市の議会基本条例の研修をしました。細かい点まで、議論して制定していると感じました。恵那市議会で、議会基本条例に対しての議論が始まれば参考にして、議論していきたいと考えています。
≪5月12日≫
・北陸新幹線佐久平駅及び周辺地域の視察・・・長野県佐久市
中津川市に整備予定のリニア中央新幹線駅の開業を見据え、飛躍的な発展を遂げた佐久平駅の現状を視察した。
国が示す駅舎から、5項目程の変更をして、機能を持ち合わせた橋上駅としています。変更した5項目は、①地上駅ではなく、橋上駅とし、南北駅前広場を整備する。②南北駅前広場をつなぐ自由通路を設置する。③駅舎に都市側施設を合築する。④新幹線に接続する小梅線新駅を整備する。⑤駅前広場に駐車場を整備する。
これらの増工費は、事業費は約39億円を要し、佐久市の負担分は24億円であった。その他は、鉄建公団と県で負担した。
又、開業の波及効果を最大限に享受できる拠点都市として、その先導役を果たすため、佐久平駅を中心とした土地区画整理を実施した。区画整理の面積は60ヘクタールの広大な農地を対象に実施しました。「新高原都市」作り出し、ここを佐久平の拠点としての都市基盤整備を図った。区画整理も平成8年に完成し、北陸新幹線の開業に依り、昭和40年からの新幹線誘致の夢の仕上げとなるものであった。
駅を中心に、「ライフスタイルを重視した個性的なゾーンの形成」を実施した。①出会いと交流の場 センターゾーン・・地区の顔として、高品質な駅前広場と公園、文化施設、駐車場、市民交流広場等の導入を図る。
②生き生きビジネス ショッピングゾーン・・国道14号線沿道商業・業務施設(イオン等)の導入を図る。③ふるさと 佐久ゾーン・・地域に密着した拠点としてホテル(3棟、381室)、マンション(32棟、655室)、クリニックなどに土地利用され、人口増加や土地利用率の上昇の核となった。
開業時(平成9年)と比較して、平成27年では、商圏人口は31693人の増加となっている。又、吸引力係数213.2%と67pの増となっている。列車の停車本数も開業時と比較して、1日の本数が15本増えて48本となっている。
広大な農地が新駅を中心に、劇的に町に変貌した姿は凄いと感じました。人口の増、新幹線沿線都市への大幅な時間短縮により、関東一円が通勤圏、通学圏となり、商圏の拡大、交流人口の増にも繋がった。
中津川駅にリニア駅が出来た時に、周辺がどのように変わるのか、期待はあるが、停車本数が多くないと利便性が損なわれると思います。乗降客の増が地域の発展にも寄与すると考えます。通勤圏、通学圏のための、住宅地の整備、遠方から素早く来ることが出来る、工業団地の整備等は重要と考えます。又、観光資源を磨き、リニアを利用した交流人口増も大切と考えます。リニア中央新幹線の開業を見据えて、まちづくりをしていくことは、今後のこの地域の発展のために、最重要課題と思います。
4月4日
恵那ライオンズ例会・・・藤太郎
4月6日
交通安全街頭指導・・・串原JA前
4月9日
ささゆりの里春祭り・・・マレット一帯
4月10日
串原小中入学式・・・串原小中学校
今年の小学1年生、16年ぶりに9人の入学者があった。
4月11日
人間ドック・・・市立恵那病院
むじん・・・ささゆりの湯
4月12日
議会報告会実行委員会・・・議会委員会室
4月15日
川ケ渡区、奉仕作業・・・新明神社一帯
4月16日
川ケ渡区、岩寿荘での観劇・・・岩寿荘
4月17日
同級会・・・恵那市
4月19日
横道コンペへ参加・・・明智ゴルフ場
4月20日
串原会・・・ベルグラビアカントリー
串原自治連合会・・・串原コミュニティセンター
4月21日
瑞浪・恵那道路要望・・・東京
4月22日
花の木会・・・ささゆりの湯
串原小中教職員歓送迎会・・・串原コミュニティセンター
4月23日
山田裕司一周忌法要・・・山田家自宅
中沢春の例大祭・・・中沢八王子神社
4月24日
全員協議会・・・本会議場
新政会・・・会派控室
4月25日
議会運営委員会・・・委員会室
瑞浪・恵那道路打ち合わせ・・・議長応接室
串原地域協議会・・・串原コミュニティセンター
4月26日
春秋会・・・I愛岐カントリー
4月27日
納税貯蓄組合総会・・・中津川商工会議所
4月29日
串原へぼ愛好会総会・・・串原コミュニティセンター
5月1日
岐阜大学病院検査・・・岐阜市
5月2日
恵那ライオンズ例会・・・恵那グランドホテル
5月8日
串原社会福祉協議会の監査・・・串原社会福祉協議会
5月10日から5月12日
新政会視察研修・・・トピックスにて内容を紹介しています。
5月13日
串原振興ゴルフ大会・・・ベルグラビアカントリー倶楽部
当日集まりましたお金を社会福祉協議会に寄付する。
5月16日
恵那ライオンズ例会・・・岩寿荘
5月17日
むじん・・・さんらく
5月19日
堀高彦さんの見舞い・・・豊田市
5月20日
自民党県連大会・・・岐阜市
5月23日
全員協議会・・・本会議場
議会報告会実行委員会・・・委員会室
5月25日
恵那病院大腸内視鏡検査・・・市立恵那病院
5月26日
矢作川発展会・・・串原レクセンター
振興事務所との情報交換会・・・ベルグラビアカントリー倶楽部
5月30日
議会運営委員会・・・委員会室
有限会社ささゆり株主総会・・・串原コミュニティセンター
5月31日
NPO森林塾総会・・・串原レクセンター
社会福祉協議会総会・・・串原社会福祉協議会
6月1日
本会議・・・本会議場
串原田舎じまん総会・・・串原社会福祉協議会
役員会・・・串原コミュニティセンター
6月2日
串原カメラ同好会・・・串原コミュニティセンター
6月3日
瑞浪・恵那道路議員連盟総会・・・恵那文化センター
現在、恵那市が当番のため、議員連盟の会長を務めていて、その日も議長約で議事を進行する。
瑞浪・恵那道路期成同盟会総会・・・恵那文化センター
6月4日
さんさん街道整備事業・・・串原県道下明智線の草刈り・・・県道一円
ボランティア活動で60名ほどが参加
6月5日
矢作水源ホレストランド協議会・・・串原レクセンター
6月6日
串原消防団への激励・・・串原小中学校運動場
消防繰法大会に向けて練習中の串原消防団の激励
6月7日
瑞浪恵那道路、新丸山ダムの陳情・・・東京
多治見砂防国道事務所、中部地方整備局への陳情の後、東京へ向かう、国交省、財務省に陳情をする。
6月8日
串原へぼ愛好会総会・・・串原コミュニティセンター
6月9日
市立恵那病院にて大腸内視鏡の結果を聞く
6月11日
恵那市消防繰法大会・・・恵那スケート場
6月12日
総務文教委員会・・・委員会室
豊田明智線の土地の打ち合わせ・・・颪地区の地権者
6月13日
産業環境委員会・・・議員控室で傍聴
6月17日
串原自民党通常総会・・・さんらく
6月20日
串原戦没者慰霊祭・・・串原コミュニティセンター
堀常夫さん葬儀出席・・・JA恵南
恵那ライオンズ例会・・・恵那峡グランドホテル
6月22日
一般質問・・・本会議場
6月23日
一般質問・・・本会議場
全員協議会・・・本会議場
6月24日
ほたる祭り・・・松本地区一帯
6月28日
矢作ダムとの打ち合わせ・・・串原振興事務所
6月29日
本会議・・・本会議場
11件の議案の議決、請願1件の不採択
6月30日
豊田明智線の打ち合わせ・・・串原振興事務所
中津川法務局・・・書類の提出