恵那市議会議員

堀みつあき

MITSUAKI HORI

堀みつあき議員日誌
NO.79

6月定例会報告(5月30日より6月28日)

定例会での議案

条例の改正5件、補正予算関係2件、その他の議案7件、請願31件、議会発案2件(1件は動議で発案)

議案から

恵那市地域包括支援センターの運営及び職員の基準を定める条例の一部改正について

介護保険法施行規則の一部改正に伴い、所要の改正を行うものです。
(1)地域包括支援センターの職員の員数について、非常勤職員の勤務時間を常勤換算方法によることを可能とする。
(2)主任介護支援専門員の資格要件を、更新研修を5年毎に修了した者に限定する。
(3)地域包括支援センター運営協議会が認めた場合には、複数のセンターで合算して3職種の職員を配置することを可能とする。その場合、一センターには3職種のうちいずれか2人以上の常勤職員を配置しなければならないこととする。
*この条例は、公布の日から施行されます。

財産の取得について

消防団消防ポンプ自動車購入事業(長嶋分団)
契約の金額 2167万円
契約の相手方 株式会社カーエージェント中垣
工期 本契約締結日から令和7年7月30日
大型水槽車購入事業 契約の金額 8899万円
契約の相手方 株式会社ウスイ消防
工期 本契約締結日から令和8年3月31日

財産の無償譲渡について

恵那市消防団飯地分団杉の沢消防器具庫の無償譲渡
消防器具庫の集約化により、令和6年1月8日付で用途廃止した恵那市消防団飯地分団杉の沢消防器具庫について、飯地町地縁団体から譲受要望により無償譲渡するものです。
名称 恵那市消防団飯地分団杉の沢消防器具庫
構造 (詰所)木造平屋・金属板葺
   (車庫)軽量鉄骨平屋・ガリバリューム鋼板葺
面積 (詰所)20,58㎡、(車庫)24㎡
建築年 昭和52年(耐用年数31年)
譲渡する相手方 飯地町地縁団体

令和6年第2回恵那市議会臨時会から

国は、物価高から暮らしを守るとともに、デフレ完全脱却に向けた一時的な措置として、6月以降1人当たり計4万円の定額減税をするほか、減税の対象とならない人には給付金による支援を行うものです。そのための補正予算で す。

5月補正予算

市民生活・暮らしへの支援する経費
定額減税調整給付金給付事業費
 4億3500万円
定額減税に伴い定額減税しきれないと見込まれる方に調整給付金の支給を行うものです。
低所得者支援給付金給付事業 1億6178万円
令和6年度に新たに住民税均等割非課税世帯及び住民税均等割のみの課税世帯となった世帯に対し、10万円の給付をおこなうもの。また、対象世帯のうち18歳以下の児童を養育している世帯に、対象児童1人当たり5万円の加算給付を行うものです。

令和3年度6月補正予算から

先人顕彰拠点施設整備事業費 6億3088万円
旧岩村振興事務所を先人顕彰拠点施設として整備するものです。詳しい内容を後述しています。
予防接種事業費 9717万円
予防接種法上のB類疾病に位置づけられた新型コロナワクチンの定期接種費用に対して、一部公費助成を行うものです。詳しい内容を後述しています。
森林保全促進事業費 5765万円
恵那南地区統合中学校増築校舎に使用する木材調達を行うため、市有林の皆伐を行い、その後植林を行うものです。
リニア基盤整備事業費 1000万円
リニア軌道沿線に存在する井戸等の水位や水量の調査を行うものです。

先人顕彰拠点施設の整備について

旧岩村振興事務所は、岩村地域自治区運営協議会からの提言を受け、先人顕彰拠点施設として活用するよう検討を進めている。また、行財政改革の推進のため岩村歴史資料館を移転し市内の歴史資料の集約及び展示活用を図る。
これまでに、岩村地域自治区運営協議会及び地元関係団体との協議を重ね、意見や提案を踏まえながら実施設計を行うと共に、施設の位置付けや効果などを整理した。
今回、建物の一階部分を中心に、(仮称)佐藤一斎記念館及び恵那市図書館分館等を整備する。

整備内容
(1)位置付け
「まなぶ」拠点施設として4つの「まなぶ」を実現する。①ふるさとの先人に「まなぶ」・・(仮称)佐藤一斎記念館、②ふるさとの歴史文化に「まなぶ」・・(仮称)恵那市歴史資料館、③本に「まなぶ」・・恵那市図書館分館、④自ら「まなぶ」・・セミナールーム、スタディルーム
(2)効果
①先人や歴史文化を通じて市民の郷土への愛着と誇りを育む。②より身近に読書に親しみ、豊な感性を育む。③新たな観光の目的として「知的観光」を展開する。④まちづくり活動の推進や交流人口の増加に寄与する。
上記の効果を生み出すことで、地域活性化につながり持続可能な社会の実現に貢献する。SDGs目標4「質の高い教育をみんなに」を実現。
スケジュール(予定) 令和6年7月~令和7年8月 整備工事
令和6年12月 条例・規則整備
令和7年3月 指定管理者の決定
令和7年4月~令和7年9月 PR活動等
令和7年10月 施設オープン
令和6年度から10年度 (仮称)恵那市歴史資料館整備検討、設計、工事等

恵那市新型コロナウイルスワクチン接種事業について

新型コロナウイルスワクチン接種は、令和5年まで特例臨時接種として実施されていたが、令和6年度から予防接種法のB類疾病に位置づけられ、定期接種として実施する。
(1)対象者
①65歳以上の市民
②60歳から64歳の内部障がい1級の市民
(2)接種時期・回数 秋冬 (開始時期未定)・1回
(3)接種体制 医療機関での個別接種
(4)接種費用 自己負担額2500円・1回

全員協議会から

歯周病検診の拡充について

恵那市では、国の健康増進法に基づく健康増進事業の実施要項等に基づき、30歳から70歳まで10歳ごとに歯周病検診を実施してきた、この度、要綱の一部改正により、検診対象者が拡充された。
口腔の健康は、健康で質の高い生活を営む上で重要な役割を果たすことから、恵那市では生涯を通じた切れ目のない歯科検診を実施し、市民の歯や口腔の健康づくりを保つことを目的に、20歳から70歳まで5歳ごとに実施し、その費用を全額助成するものです。
検診実施期間
検診実施期間は検診年度の6月1日から12月28日までです。
検診実施機関
検診実施機関は市内の歯科医院です。
事業費
保険推進事業費として488万円です。

平林多津子議員に対する問責決議について

問責決議の可決
平林議員に対する問責決議の動議に対して、必要な賛同者があり、動議が成立しました。本会議を暫時休憩し、議会運営協議会が開催されました。本会議再開後に議事日程が追加されました。提出者から提案理由の説明があり、質疑の後、反対討論と賛成討論があり、採決の結果、賛成多数(賛成13、反対3)で平林議員に対する問責決議は可決されました。
提案理由の要旨
平林多津子議員のこれまでの請願に対する一連の言動は、議会運絵に対して、市民への不信感を助長させる重大な問題であり、極めて不適切であるにとどまらず議員としての資質を疑うものです。また、請願に関しては特に慎重に扱わなければならないところ。多くの請願者に対して適切な対応がなされず、このままでは議会の秩序や品位を損なうことになり、恵那市議会として看過できないものである。
よって、平林多津子議員に対して猛省を促すとともに、議員としての責任を強く問うものである。

光明の一言

6月定例会から

6月定例会に先駆けて、5月に第2回恵那市議会臨時会が開催されました。これは国が6月以降1人当たり計4万円の定額減税をするほか、減税の対象とならない人には給付金による支援を行うとしています。また、令和6年度の住民税均等割が非課税世帯及び住民税均等割のみの課税されている世帯に対して、給付金を給付するとしています。市として、これらの施策に対応するため、「定額減税調整給付金推進室」を設置し、万全な体制を準備しています。低所得者世帯への給付金については確認書を7月に発送し、7月下旬以降に給付金の支払いを予定しています。この事業を迅速に実施し、確実な給付を望むところです。
6月議会では、旧岩村振興事務所を先人顕彰拠点施設として活用するため、6億円を超える予算が計上されました。この施設は行財政改革の面からも注目されていた施設です。この度、岩村地域自治区運営協議会からの提言で先人顕彰拠点施設として整備が決まりました。佐藤一斎記念館、が目玉の施設です。この施設を核として、後世まで歴史文化を発信できることを期待したいと思います。
また、今議会では、請願が31件提出されました。今まで例のない件数です。ただ同趣旨の請願であったため、議会運営委員会で請願に関する規則等の配布のうえで、その取り決めに沿って、同一趣旨のものは「みなし採決」とすることに決定しました。今回、規則等を理解したうえで、議会運営委員会としても、しっかり機能したと考えています。

堀みつあき
恵那市議会議員