9月定例会報告(8月24日より9月29日)
定例会での議案
専決処分の承認1件、決算の認定8件、事業会計利益の処分及び決算の認定2件、条例の改正6件、補正予算関係7件、人事案件6件、その他の議案2件
議案から
恵那市景観条例の一部改正について
恵那市景観計画の見直しに伴い、条例の一部を改正するものです。
内容
(1)条例内の定義に「太陽光発電設備」を追加
(2)景観形成住民協定の締結できる項目に「太陽光発電設備」を追加
(3)出の必要な行為における工作物の規模基準を15mから10mに変更
(4)届出に必要な行為に「太陽光発電設備」を追加
(5)字句の変更
*この条例は、令和5年11月1日から施行されます。
恵那市太陽光発電設備設置に関する条例の一部改正について
恵那市景観条例において太陽光発電設備の届出規定を追加するに当たり、条例の一部を改正するものです。
内容
(1)条例の目的に「周辺景観との調和」を追加
(2)太陽光発電設備の定義における法令名称を「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」から「再生可能エネルギー電気の利用の促進に関する特別措置法」に改正
(3)事業者の定義に「共同の関係にあると認められる者」 を追加
(4)事業者の責務に「良好な景観を損なうおそれのある事業の防止」を追加
(5)太陽光発電設備完成時に立ち入り検査する規定を追加
(6)条例に係る書類を閲覧できる規定の追加
*この条例は、令和5年11月1日から施行されます。ただし、「完成時に立ち入り検査をする規定」及び「条例に係る書類を閲覧できる規定」については、公布の日から施行する。
契約の締結について
恵那文化センター舞台吊物設備改修工事
大ホール及び集会室の舞台吊物設備の改修工事です。①各部品の交換、②盤の更新、③舞台幕の更新、④大道具の更新、?反射板の更新
契約金額 1億6390万円
契約の相手方 大井建設株式会社 恵那支店
工期 本契約締結日から令和6年3月29日まで
人事案件
人権擁護委員の候補者の推薦について
田口容子氏(大井町)
宮地計雅氏(武並町)
遠藤文子氏(笠置町)
山田敏之氏(岩村町)
古川正美氏(山岡町)
塚田益巳氏(明智町)
任期は、令和6年1月1日から令和8年12月31日まで(3年間)
令和5年度9月補正予算から
基幹交通対策事業費 1896万円
明知鉄道に対して経営支援を行うものです。
オフィスオートメーション推進経費 7428万円
DXを推進して利便性の高い市民サービスを提供するため、計画的にPCなど包括的なICTインフラ整備を進めていくものです。
*ICTインフラ整備として後述しています。
ごみ減量化対策事業費 800万円
公共施設の有効活用を図るため、ふれあいエコプラザの敷地の一部を改修するものです。
ふれあいエコプラザ南側の施設駐車場の一部をスケートボード等のストリートスポーツの練習等に活用できるよう改修し、施設の有効利用を図るとともに、今後の公園整備に向けた試行運用を行うものです。
急傾斜地崩壊対策事業費 1300万円
山岡中学校敷地の急傾斜地対策調査を行うものです。
常備消防施設整備事業費 1158万円
老朽化した岩村消防署の資器材搬送車を更新するもの。また、落雷により故障した消防・救急デジタル無線上矢作島基地局の光ファイバー回線を復旧するものです。
三学のまち推進事業費 2570万円
旧岩村振興事務所を先人顕彰拠点施設等として活用するため実施設計を行うものです。
*先人顕彰拠点施設整備として後述しています。
観光pR事業費 2635万円
市内3つの道の駅と連携し、外国人観光客の受け入れ整備や商品の造成、情報発信等を行うものです。また、岐阜未来遺産に選定された「恵那岩村の山城・城下町と農村景観めぐり」の観光客受け入れ環境整備や観光コンテンツの創出等を行うものです。
地産地消推進事業費 81万円
市内の発酵食品を広くPRするため、恵那発酵マップを作成しWEBサイトなどで発信を行うものです。
現年道路橋りょう災害復旧費 9730万円
大雨により被災した、道路橋りょうの復旧を行うものです。
現年河川災害復旧費 9741万円
大雨により被災した、河川の復旧工事等を行うものです。
デジタル時代に対応した市民サービス提供の実現に向けた計画的なICTインフラ整備について
第2期恵那市ICT活用推進計画に基づき、効率的な行政運営により、利便性の高い市民サービスを安定して提供するため、デジタル時代に対応した包括的なICTインフラとなるよう昨年度より3か年の計画で整備を進めている。
その一環として、市民に寄り添った窓口業務、サービスの提供並びに職員の柔軟性ある働き方や業務の効率化、ペーパーレス化を可能とするため、今年度、本庁舎及び西庁舎にノートPC、モバイルモニターなどの環境整備をする。
今後、オンラインや書かない窓口など、多様なサービスの展開を計画的に実施する。
整備内容は、①情報系ノートPC等の配備及び環境構築
をする。②基本ソフトウェアマイクロソフト365導入及び環境構築をする。
今後の予定として、令和6年度から市民に寄り添う窓口を順次開始するとともに、今後オンライン手続きや書かない窓口の導入、サービスの提供を目指していきます。
先人顕彰拠点施設の整備について
整備内容
(1)建物1階を先人顕彰拠点施設として、郷土の先人、佐藤一斎先生の教えを伝える展示施設を中心に、恵那市の先人を紹介するコーナー、セミナールーム、先人に関するライブラリーなどの各機能を整備する。
(2)市内に点在する歴史資料を集約し管理体制を充実させるため、建物2階や地階を活用し歴史資料を収蔵する。企画展示等による資料の活用を行う。
(3)手狭さと老朽化が課題となっている岩村歴史資料館を、2階に移転する。展示室と収蔵室を整備し、移転によるリニューアルを図る。
整備スケジュール(予定)
令和5年度 実施設計
令和6年度 改修工事
令和7年3月 先人顕彰拠点施設オープン
令和7年度 岩村歴史資料館実施設計
令和8年度 岩村歴史資料館内装工事
令和9年3月 岩村歴史資料館リニュアールオープン
運営方式
指定管理者制度による管理運営とします。ただし、歴史資料収蔵機能や機械設備部分は市が直接管理を行う。
全国発酵食品サミットin恵那の開催内容について
全国発酵食品サミットは、発酵食品と発酵文化のすばらしさを全国に向けて発信するため、毎年全国各地で開催されており、本年は初めて恵那市で開催される。今回のサミット開催を契機に、発酵による市民の健康増進及び観光や産業の振興による地域の活性化を図る。
開催日 令和5年11月25日から26日
場所 恵那文化センター
スローガン 発酵!! わくわく え~な
テーマ 発酵で 旨い! 健康! キレイ! 楽しむ! 体験しよう欲張りサミット
主なイベント案 講演等、講座、ワークショップ、展示、参加する企画、販売等です。
光明の一言
9月定例会から
9月議会は、年に一回の、決算審査特別委員会が開催されます。議長と監査委員を除く、16名の議員で決算審査特別委員会を構成し、令和4年度の一般会計、特別会計、企業会計等対して、2日間にわたり、審査されました。
今年度は議会選出の監査委員に就任していますので、監査委員として、決算特別委員会に出席しました。事前に、監査委員として、代表監査委員とともに、7日間にわたり、審査をしました。審査した結果として、恵那市長に対して、意見を付して、審査意見書を提出しました。
令和4年度の決算は、繰り越した事業を除き、実質的な収支は17億円強の黒字でした。繰り越した黒字は、例年、補正予算の財源及び将来の事業のための基金に積み立てられます。
9月補正予算では、旧岩村振興事務所を先人顕彰拠点施設等として活用するための実施設計の予算が計上されました。この施設については、岩村自治区運営協議会からの提言を受けて、先人顕彰の拠点施設として活用をすることとし、これまで地域関係者と共に、先進施設の視察や協議をふまえ、施設の全体像を協議してきました。また、行財政改革の推進に伴い、機能集約や複合化の観点を持ち合わせた整備内容を検討してきた経緯があります。拠点施設整備には数年かかり、多額の投資も必要になります。後世に残る素晴らしい先人顕彰の施設としてほしいと思います。
新型コロナウイルス感染症が5類感染症への位置づけとなり、各地のイベントには多くの人出が見られます。11月には海外に発信できるwRC、国内に発信できる発酵サミットが予定されています。この機会を利用して地域の活性化につなげて欲しいと思います。