3月定例会報告(2月24日より3月22日)
定例会での議案
条例の一部改正10件、補正予算関係7件、
当初予算関係10件、人事案件1件、議会発案2件
令和4年度市政運営の市政運営の基本方針について
令和4年度は、「第2次総合計画後期基本計画」の2年目を迎えます。コロナ後を見据えた新たな事業を加え、今まで以上に住み続けられる恵那市づくりを、引き続き「はたらく」「たべる」「くらす」「まなぶ」の4本の柱で取り組んでいくとしています。
令和4年度予算編成方針として
長引くコロナウイス感染症の影響による新たな課題に対応するとともに、第2次総合計画後期計画の2年目に当た
り、計画を着実に実施するための予算を確保し、地球温暖化対策を含めたSDGsの取組に加え、子育て環境の充実やリニア開通に向けたインフラ整備など、市民の誰もが住み慣れた地域で、年齢や性別に関わりなく元気に働き続け、安心して住み続けることができるまちを目指した予算としています。
令和4年度の予算
一般会計 263億円 (対前年1、0%:増)
特別会計 124億2500万円 (対前年3、1%増)
企業会計 93億6540万円 (対前年1、1%増)
総合計 480億9040万円 (対前年 1、6%増)
議案から
恵那市基金条例の一部改正について
過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法が施行されたことに伴い、基金の名称等を変更するため、条例の一部を改正するものです。
基金の名称を「恵那市過疎地域自立促進基金」から「恵那市過疎地域持続的発展支援基金」に変更し。名称に係る字句等を変更する者です。
特別措置法は、過疎地域の総合的かつ計画的な対策が更に必要なため、令和13年3月31日までの時限立法として令和3年4月1日施行の新法として制定されました。
*この条例は公布の日より施行されます。
恵那市福祉医療費助成に関する条例の一部改正について
現在、中学生までが対象である医療費の自己負担額を助成をします。令和4年4月、5月は償還払い、6月からの窓口負担は無料となります。
当初予算に5億7998万円(うち拡大分3471万円)を計上しています。
*この条例は令和4年4月1日より施行されます
恵那市学校給食センター設置条例の一部改正について
恵那南地区の学校給食センターの統合に伴い、恵那市岩村学校給食センターを廃止するため、条例の一部を改正するものです。
廃止の理由として、岩村学校給食センターの老朽化が進んでいることから、恵那南地区の学校給食センターの統合を検討し、令和4年3月末をもって廃止します。
廃止後の対応として、岩村学校給食センターから給食の提供が行われていた、岩村町の小中学校及びこども園は山岡給食センターから、上矢作町の小中学校及びこども園は明智給食センターから、給食の提供を行う
*この条例は令和4年4月1日より施行されます
光明の一言の
新年度予算を見る
令和4年度は一般会計の予算規模で、前年度より約2、7億円増の予算です。今年度は総務費、土木費の予算規模が増加したのが理由です。繰越明許費については、災害復旧費の繰り越しが約11億円あり、総額として約28億円規模になりました。実質では、約9億円前年度より増の規模となります。
新年度予算では、小坂市長の4本の柱の一つである「くらす」について、安心して子供を産み、育てられるよう、多方面から子育て世帯を応援するため、子育て総合支援の拡充が図られました。子ども医療の高校生世代への拡大、多子世帯(第3子以降)の支援、妊産婦への支援、相談 交流の場の拡充、子どもの健康管理、こども園の制度の弾力化、公園の整備です。
「まなぶ」では、ICTを活用した授業をより効果的なものにするため、タブレットや学習アプリの積極的な活用に加えて、バーチャル・リアリティを活用した学びに取組とともに。より良いオンライン授業の環境を整備し、GIGAスクール構想を推進していきます。
今議会では、ロシアのウクライナへの軍事行為に抗議するため、「ロシアのウクライナ侵略に抗議する決議(案)」を全会一致で可決しました。
人事案件
恵那市教育長の任命について
岡田庄二氏(可児市)
3年度補正予算から
高齢者等生活支援事業費 5585万円
市内公共交通機関で使用できるチケット1万円分(100円券×100枚)を配布、75歳以上の方で、希望者は申込が必要です。
放課後児童対策事業費、こども園教育・保育推進事業費、教育・保育施設支援事業費 5510万円
国の補正予算で実施される保育士・幼稚園教諭等処遇改善臨時特例事業による保育士等の処遇改善を行うもの。
プレミアム付き商品券事業費 4259万円
プレミアム率10~15%の商品券2万シート(販売価格1万円)を発行する。
ささゆりの湯源泉ポンプ更新 2321万円
山岡学校給食センター維持管理経費 769万円
老朽化している給食配送車1台の更新です。
こども園改修事業費 1億3258万円
こども園のトイレの洋式化です。
中学校施設改修事業費 1億3447万円
中学校のトイレの洋式化です。
小学校市施設管理経費 869万円
串原小学校プールろ過装置の取り換えです。
下田歌子勉学所塀改修事業費 550万円
上矢作グラウンド旧トイレ解体 642万円
岩村中学校天井改修事業費 903万円
上矢作体育館修繕費 1089万円
岩村町52号線(蔵前橋)改良事業費 3366万円
振興室・振興事務所管理経費 858万円
災害時に迅速な対応をするため、公用車の配置がない振興事務所へ公用車の配置を行うもの。
小学校施設管理経費 1076万円
大井第二小学校グラウンド暗渠排水の改修。
タウンプラザ恵那空調改修事業費 573万円
恵那市給食センター維持運営費 1089万円
老朽化している給食配送車の1台を更新するもの。
4年度予算から
放課後児童クラブ運営事業費 1億7763万円
放課後児童クラブの運営支援(20ケ所)
移住・定住推進事業費 1億4987万円
えなで暮らそう奨励金事業、空き家バンク活用推進、東京圏からの移住支援等
恵那市浄化センター耐震化・設備更新事業費 3億4500万円
こども園発達障がい児等支援事業費 8171万円
加配教諭の配置、関係機関と連携した巡回相談。
国民健康保険飯地診療所大規模改修事業費 2120万円
姫栗コミュニティ改修・車庫建設事業費 1525万円
中野方コミュニティ消防センター改修事業費 1165万円
飯地コミュニティセンター大規模改修事業費 1億625万円
中央公園再整備事業費 1億9000万円
笠置峡アクアスポーツ教室事業費 342万円
カヌー教室等の開催
三郷小学校大規模改修事業費 2億6308万円
明治天皇大井行在所多目的広場整備事業費 3000万円
介護老人保健施設ひまわり大規模改修事業費 1億8079万円
老朽化した施設設備の改修です。4床の増床等も行われます。
山岡ディサービスセンターゆとり・山岡ショートステイほのぼの荘の大規模改修 3219万円
山岡健康増進センター大規模改修事業費 3739万円
国民健康保険山岡診療所大規模改修事業 4950万円
消防水利整備事業費 1560万円
耐震性貯水槽(100t防火水槽)新設工事(明智町内)
常時消防施設整備事業費 5500万円
明智消防署水槽付き消防ポンプ自動車の更新
常時消防施設整備事業費 975万円
仮眠室改修工事(上矢作分署)
基幹交通対策事業費 4799万円
明知鉄道の経営、施設整備等の支援
観光一般経費 800万円
全国山城サミット恵那大会開催事業費
観光施設維持管理事業費 1791万円
全国山城サミットに向けた、市内の山城の整備
嚶鳴フォーラムin恵那2022開催事業費 500万円
岩村城登城路整備工事費 1100万円
モータースポーツ推進経費 2億3886万円
wRCを活用した地域振興イベントの開催支援、主催する 実行委員会への出資金
全員協議会から
ICTを活用した新しい学びについて
市では、GIGAスクール構想に基づく1人1台のタブレット端末配備によりICT教育を進めている。更に、ICTを活用した新しい学びを提供する取り組みとして、バーチャル・リアリティ(VR)の技術を取り入れた学習を令和4年度から展開する。
内容
(1)小学校
バーチャル・リアリティを活用した学習として、現地に行かずとも体験が可能な機能を有効活用し、地域の自然、歴史、企業等を知り、地域社会人として主体的に参画する機会を育む。
・地域の魅力を発見するふるさと学習
・普段身近に接することができない社会見学等
(2)中学校
バーチャルリアリティを活用した学習は小学校と同様ですが、バーチャルリアリティでの視聴を可能とした動画の編集及び作成も行います。
VRゴーグル及び360度カメラ等備品の整備で、事業費343万円を予定しています。
子育て支援の拡充について
少子化、晩産化、核家族化等の社会的な変化が進む中、子供を育てていく上での課題は多い。安心して子供を育てられるように、子育て世代の更なる支援をおこなうため、新たな支援及び支援の拡大を行います。
①子供医療費助成を高校生世代までに拡大
②多子世帯(第3子以降)の支援
第3子以降のサービス利用料の免除
③妊産婦への支援
不妊・不育治療の助成、産後ケア事業の充実
産婦健康診査費の助成、多胎児の妊産婦支援
④相談交流の場の拡充
えなえーるの活用、居場所・相談・学習支援、
医療的ケア児コーディのネーターの配置
⑤子どもの健康管理
若い人検診の対象者を中学生まで拡大等
⑥こども園の制度の弾力化
⑦公園の整備
議会発案について
恵那市議会では、ロシアによる軍事行為に対し、抗議と非難の意を強く表明するとともに、世界の恒久平和の実現に向け、即時の攻撃停止と完全撤退を強く要請するとして、「ロシアのウクライナ侵略に抗議する決議(案)」を全会一致で可決しました。