6月定例会報告(5月29日より6月26日)
定例会での議案
専決処分の承認1件、条例の制定・改正等6件、補正予算関係2件、その他の議案3件、
議案から
恵那市貸付金の返済債務の免除に関する条例の制定について
恵那市看護師修学資金等の市が貸し付けた貸付金の返還に係る債務の免除に関し必要な事項を定めるため、この条例を定めます。
「対象となる貸付金」
〇看護師修学資金
〇奨学資金
〇保育教諭修学資金
免除の条件として、看護師修学資金及び保育教諭修学資金については、市内の公立病院、認定こども園等において、当該業務に一定期間以上従事したとき、ほか3つの免除の条件があります。
*この条例は公布の日から施行されます。
恵那市国民健康保険条例の一部改正について
新型コロナウイルスの感染症の影響により収入が減少した被保険者等を対象に、保険料の減免を行うため、条例の一部を改正するものです。
「対象世帯」
①新型コロナウイルス感染症により、世帯の主たる生計維持者が死亡又は重篤な傷病を負った世帯
②新型コロナウイルス感染症の影響により、世帯の主たる生計維持者の収入の減少が見込まれ、一定の基準に該当する世帯。
「減免額」
①については全額減免、
②については、減免又は減免割合は、前年の合計所得全額に基づき、全部から、段階的に10分2の割合になります。
「減免する保険料は、令和2年2月1日から令和3年3月31日までの納付期限の保険料」
*この条例は公布の日から施行し、令和2年2月1日から適用されます。
恵那市介護保険条例の一部改正について
新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減少した被保険者等を対象に保険料の減免を行うため、条例の一部を改正するものです。
「対象世帯」
1、新型コロナウイルス感染症により、世帯の主たる生計維持者が死亡又は重篤な傷病を負った第一号被保険者
2、新型コロナウイルス巣感染症の影響により、主たる生計維持者の事業収入の減少が見込まれ、以下の全てに該当する第1号被保険者
ア、事業収入等のいずれかの減少額が前年の収入額の10分の3以上
イ、減少が見込まれる事業収入等に係る所得以外の前年の所得の合計額が400万円以下
「減免額」
1については全額減免、
2については、減額又
は免除割合は、前年の合計所得金額に基づき、200万円以下は全部、200万円を超える場合は10分の8
「減免する保険料は、令和2年2月1日から令和3年3月31日までの納付限の保険料」
*この条例は公布の日から施行し、令和2年2月1日から適用されます。
財産の取得について
CD―1型消防ポンプ自動車購入事業 (2台)
東野分団、明智分団へ配置されます。
契約金額 3839万円
契約の相手方 有限会社カーエージェント 中垣
この事業の完成時期 令和3年3月26日
光明の一言
6月定例会から
6月定例会は、4月臨時会、5月臨時会と2回の議会を受けての開催でした。定例会の間に2回も臨時議会があるのは極めてまれなことです。新型コロナウイルスの社会への影響を実感するところです。5月臨時会では、特別定額給付金を審議し、約50億円の補正予算を議決したところです。市の特別体制で6月末までに、約99%の振り込みとなりました。早い対応に感謝するところです。
今議会では、貸付金の返済債務の免除に関する条例の制定、国民健康保険条例の一部改正、介護保険条例の一部改正等、新型コロナウイルスに関連した条例の議案がありました。又、補正予算では、新型コロナウイルスに係る事業が多くありました。
補正予算については、感染防止対策、子供の学習支援、市民生活の安全確保と支援、市内企業・事業所を支援する経費等が議決されました。子育て世代への支援、学習環境の整備、高齢者の生活支援、落ち込んだ消費の喚起のための事業、新型コロナウイルス感染症終息後を見据えた調査等、すべての分野にわたっています。このような施策により、市民の安全で、安心な暮らし、活力ある恵那市づくりが進むことを望むものです。
公共施設も対策を講じて、大半が再開しました。6月からは、こども園と小中学校が再開しました。早く新たな日常が戻ることを期待したい。
専決処分の承認について
令和2年度恵那市一般会計補正予算
商工費 6000万円
市内の飲食店などを応援する「カッとく 応援チケット」事業の拡充をするものです。
令和2元年度補正予算から
給食費の無償化経費 8199万円
新型コロナウイルスによる休校・休園により、家計負担の大きい子育て世帯への支援として、小中学校やこども園等の給食費を8月末まで無償化する。
小中学校の給食無償化 70、613千円
公立こども園の給食費無償化 7、440千円
私立保育園・幼稚園の給食費無償化 2、727万円
特別支援学校等の給食費無償化 1、219千円
小・中学校教育振興費 2億8414万円
新型コロナウイルスの影響により、ICTを活用した学習環境を充実する必要が生じたため、小中学校の児童生徒全員へのタブレットの配布、学習支援ツールの充実、ICT教育支援員の配置など、を行うものです。併せて、修学援助費受給者のうちデータ通信環境のない世帯にモバイルルーターを貸与する者です。
・タブレット端末 2627台
・学習支援ツール、管理ツール
・ICT教育支援員報酬等
・アミックスコムによる教育番組制作委託
・その他機器購入
・モバイルルーター 300台
高齢者等生活支援事業費 9700万円
新型コロナウイルス感染症対策による介護者等の移動自粛によって、高齢者の外出機会の減少が懸念されるため、公共交通機関の利用支援を行うものです。v
支援
市内公共交通機関で使用できるチケットを配布する。
①交通機関 明智鉄道、コミュニティバス、タクシー、福祉タクシー等
②チケット100円券×100枚
対象者
市内に住民票を有する75歳以上の方
利用方法
・希望者は、利用申込書を市に提出し、後日チケットを受け取る
・公共交通利用者は、料金をチケット及び現金で支払う
・市は、チケット分の料金を公共交通運営会社に支払う。
起業・恵那ブランド育成支援事業費 2040万円
新型コロナウイルス感染防止対策を行う市内事業者に対して、対策費用の一部を補助するものです。
補助額は、補助費用の経費の2分の1(上限10万円です。)
対象者
市内事業者 (宿泊業、飲食業、運輸業、小売業等)
対象事業
・手消毒液の設置等による衛生対策
・アクリル板の設置等による飛沫防止対策
・テーブルやいすの配置転換等の密集対策
・換気設備の設置等の密閉対策
・チラシ又は掲示物での設置等での注意喚起等
観光PR事業費 4300万円
新型コロナウイルスにより売り上げが急減している観光業者を支援するため、誘客事業を行うものです。
・商品券付き、宿泊割引クーポン券の発行
・市内周遊ツアー事業補助金
全員協議会から
指定管理者の更新について
指定管理者制度導入施設101施設のうち、86施設が令和3年3月31日に終了するため、それ以降の指定管理者を選定する。これに市直営の2施設を加えた合計88施設の指定管理者を本年中に選定し、更新します。
「公募による指定管理者予定施設 (5施設)」
ふれあいエコプラザ、大正村コテージこもれび、明智駅前プラザ、恵那市共同福祉会館、くしはら田舎じまん館
「特定指定による指定管理更新予定施設 (83施設)」
指定管理の期間
令和3年4月1日から令和8年3月31日まで
今後の予定
公募 7月 募集項目の公表・配布
公募・特定指定共通
8月 申請受付
9月 審査
9月から10月 選定委員会
12月 議案の提出
窓口閉庁時間の延長について
新型コロナウイルス感染症予防対策として、窓口の混雑を避け、お客様を分散することで、安心して利用できるようにするため、窓口の業務時間を延長します。
期間 令和2年7月1日から8月31日まで
業務時間 午前8時から午後6時まで
延長する窓口 市役所本庁及び西庁舎の部署
市民窓口での取り扱い業務
市民課、保険年金課、社会福祉課、高齢福祉課、税務課、
その他の業務
上下水道課、教育委員会での受付、その他の部署での各市湯申請書の受付、許可証等の交付、施設利用、相談業務の予約
延長できない業務
パスポートの審査及び交付、東農5市の住民票等の広域交付、他市町村へ確認が必要な業務、各種の相談業務