<6月定例会報告> (6月3日より6月28日)
定例会での議案
専決処分の承認4件、条例の制定・改正等4件、補正予算関係1件、その他の議案4件、議会発案1件です。
議案から
恵那市住宅団地開発支援事業奨励金交付条例の制定について
人口減少が、進んでいる中、本市が将来に向けて存続していくためには人口流失を抑制する必要があり、定住に向けた住宅環境の整備及び住宅地の確保が必須である。
人口減少対策の一つとして、良質な住宅地を創出し、定住人口の増加と活力あるまちづくりを進めるため、都市計画法に基づいた開発許可を受け、第2次恵那市総合計画の土地利用構想で位置付けられた開発誘導ゾーン内での宅地開発を促す支援としてこの条例を定めます。
※この条例は公布の日から施行されます。
恵那市火災予防条例の一部改正について
住宅用防災機器の設置及び維持に関する条例の制定に関する基準を定める省令の一部改正に伴い、住宅用防災警報器等の設置を免除する基準など所要の改正するため、この条例を定めます。
現在、6種類の設備の設置された施設に設置免除がされていますが、特定小規模施設用自動火災報知設備が追加されます。この設備は受信機が不要又は配線及び受信機が不要な無線式連動型感知器による設備です。特定小規模施設は、延べ面積300㎡未満のカラオケボックス、旅館等の宿泊施設、病院及び福祉施設(利用者を入居させ、又は、宿泊させるものに限る。)です。
※この条例は公布の日から施行されます。
財産の取得について
高規格救急自動車購入事業
明智署に配置されます。
契約金額:2794万円
契約の相手方:岐阜トヨタ自動車株式会社 恵那店
この事業の完成時期:令和元年12月24日
財産の処分について
市有財産(旧吉田小学校)売却事業
契約金額:2739万円
契約の相手方:株式会社朋優(春日井市)
処分する土地は、13、015㎡、建物は6棟あり、無償です。
株式会社朋優が、校舎の1階は共生型デイサービス、2階及び3階は医療対応住宅型有料老人ホーム(各階に15床程度)として利用する。
専決処分の承認について
平成31年度恵那市一般会計補正予算
畜産振興事業費:3500万円
・市内3農場への豚コレラ対策
観光一般経費:300万円
・光秀まつり拡充に伴う予算措置
令和元年度補正予算から
地域自治推進事業費:420万円
・コミュニティ助成事業助成金他 (中野方町、笠置町)
高齢者福祉施設大規模改修事業費:1408万円福寿苑大規模改修実施設計業務委託費
詳細は後述しています。
保健センター一般経費:4598万円
・明智保健センター解体工事費
地域医療確保対策事業費:120万円
・岐阜県医学生修学資金制度負担金
恵那市で、月10万円奨学金の負担金、期間は6年間、県では6年間で約1000万円の奨学金です。
畜産振興事業費:3300万円
・市内5農場への支援
競技力向上推進事業費:222万円
・スピードスケート強化選手育成補助金
光明の一言
6月定例会から
今議会にて、人口減少対策として、住宅団地開発を支援する条例が制定されました。恵那市では、年々人口減少が進んでおり、特に人口流出が多くみられる。将来的に、市の財政状況やサービスの縮小も懸念されます。人口流出を抑制するには、定住に向けた住宅環境の整備及び住宅地の確保が必須です。
良質な住宅地を創出し、定住人口の増加と活力あるまちづくりを進めるため、宅地分譲事業を実施する民間事業者に対して、宅地分譲が促進されるよう、一定規模の開発に対して、支援するものです。期間は、リニア開通までの短期間としていて、良質な住宅地が多く供給されることを期待したい。
今年度から来年度にかけて、地域自治区運営協議会が主体となり、第2次恵那市地域計画の見直しが行われます。この計画は、自分たちの地域を、住みやすい魅力ある地域にすることを目的に、13地域自治区ごとに将来ビジョンを掲げ、地域の活性化や課題を解決するための計画です。
現計画は、5年を目途に見直すとしており、取り巻く情勢の変化に的確に対応した、住みやすい魅力ある地域づくりのための見直しです。地域の実情に沿った見直しを望むところです。
特別養苑老人ホーム福寿苑(本館)大規模改修について
福寿苑の本館は、平成5年の開設から26年が経過し、施設の老朽化が進んでいるため、大規模改修が必要である。
また、施設入所を必要とする要介護者の需要は、団塊世代が75歳となる令和7年以降が最も多く見込まれ、施設サービスの充実が求められている。第7期の高齢者福祉計画・介護保険事業計画では、特養施設の増床を計画しており、大規模改修工事に併せて、施設サービスの充実を図っていく。
≪改修工事の内容≫
①設備及び屋根の改修工事
②厨房等レイアウトの変更
③厨房設備の更新
④居室の10床増床
≪スケジュール≫
<本年度>
・電気設備及び居室空調設備改修工事
・大規模改修工事実施設計
<来年度~>
大規模改修工事
恵那南地区の学校給食センターの統廃合について
恵那南地区の学校給食センターについては、少子化及び建物の老朽化が進んでいるとともに、第3次恵那市行財政改革行動計画(後期)に位置付けられているため、統廃合を検討していく
≪方針案≫
①老朽化した岩村学校給食センターを廃止し、恵那南地区の給食事業を山岡・明智学校給食センターで対応する。
②山岡学校給食センターで給食供給している恵那特別支援学校の給食事業は、給食数の処理能力を考慮し、恵那市学校給食センターで対応する。
③統廃合の時期は、山岡・明智学校給食センターの給食処理数及び減少する児童生徒・園児数の動向を考慮し、令和4年度とする。
国体冬季大会スピードスケート競技会の開催について
令和3年開催へ
第76回国民体育大会冬季大会スケート競技会の開催については、平成31年3月の岐阜県実行委員会設立総会で、スピードスケート競技会を開催するため、「恵那市実行委員会」を本年6月に設立し、岐阜県実行委員会及び各団体と連携し、大会準備及び開催運営を行う。
①会期:令和3年1月28日から31日まで
②会場:岐阜県クリスタルパーク恵那スケート場
③今後の主なスケジュール
・令和元年12月6日から8日まで
リハーサル大会
・令和2年2月(予定)
スタートアップイベント
・令和2年11月(予定)
総決起大会
・令和3年1月28日
開会式(恵那文化センター)
東京オリンピック・パラリンピック事前キャンプ地誘致活動について
ポーランドカヌー連盟から事前キャンプ地決定の通知
≪通知の概要≫
①恵那市をポーランドカヌーチームの東京2020大会の公式事前キャンプ地として正式決定した。
②現在、競技環境及び滞在環境について、テクニカルスタッフが詳細を調整中であり、決定次第連絡する。
③本年9月に東京で開催されるオリンピックテストの期間中に恵那市を再訪問し、契約締結の予定である。
※ポーランドカヌーチームは世界4強の一つであり、有力選手がいる。
交差点の安全対策について
5月8日に滋賀県大津市内の交差点で発生した死亡事故を受け、市内における歩行者等の安全を確保するため、交差点の調査を行うとともに、関係各課において必要な安全対策を検討し、施策を実施します。
≪調査≫
①建設課において、小中学校の通学路で、横断歩道があり、防護柵の設置がない又は部分的にない交差点の調査を5月24日までに実施。対象83ケ所のうち、防護柵等の安全対策が必要な交差点が66ケ所。
②幼児教育課、こども園私立保育園及び私立幼稚園において、散歩ルート等の安全確認調査の実施。
≪調査結果を踏まえた安全対策の充実≫
①速やかに着手可能な市道3ケ所の交差点(大井町1ケ所、長島町2ケ所)において、ガードパイプ等防護柵の設置工事に着手。その他の箇所においても、今後、予算処置を講じ、順次、防護柵等の設置工事に着手。
②国道又は県道の交差点においては、防護柵の設置等の安全対策を講じるように道路管理者に要望。
③児童及び生徒に対し、危険予知、回避能力を身に付けさせるための安全教育の更なる実施。
④園児の園外保育、散歩等を安全に実施できるよう、安全点検、事前指導等をより一層行うとともに、事前に計画書を所管課に提出。
⑤警察及び関係機関と連携し、より一層の交通事故防止啓発活動を行うとともに、こども園、小中学校等での交通安全教室の充実を図り、地域における交通の安全と円滑を図る。