<12月定例会報告> (11月26日より12月19日)
議会の構成(敬称は略しています。)
議長:堀 誠(大井町)
副議長:荒田雅晴(上矢作町)
監査委員:後藤康司(山岡町)
常任委員会の委員構成
総務文教委員会
◎畑村眞吾・○近藤純二・中嶋元則・安藤直実・堀井文博・堀 誠
市民福祉委員会
◎町野 道明・○深萱安信・後藤康司・小澤建男・荒田雅晴・水野功教・柘植 羌
産業環境委員会
◎鵜飼伸幸・○橋本平紀・西尾 努・千籐安雄・遠山信子・林 忠義・堀 光明
議会運営委員会
◎柘植 羌・○小澤建男・千籐安雄・堀井文博・水野功教
特別委員会正副委員長
リニア中央新幹線対策特別委員会
◎小澤建男・○西尾 努
瑞浪恵那道路・新丸山ダム建設促進特別委員会
◎堀井文博・○中嶋元則
広報広聴特別委員会
◎堀 光明・○千籐安雄
※各委員会の◎委員長 ○副委員長です。
定例会での議案
専決処分の承認2件、条例の制定及び一部改正、6件
予算関係11件、人事案件3件、その他4件
議案から
恵那市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の制定について
国の第3次一括法が公布され、市町村で条例を定めることになり、今回この条例を定めるものです。要支援1・要支援2の認定を受けている方に対して、介護予防ケアマネジメントを行う事業を実施するため、必要な基準等を定めるものです。
※この条例は平成27年4月1日より施行されます。
恵那市明智回想法センター条例の一部改正について
全国的に高齢化が進行する中、恵那市でも高齢化率31%を超える状況となり、今後も多くの医療費、介護費の負担が増大すると予測される。そのため、認知症や介護状態に陥らないよう、明智回想法センターで効果測定などの専門的な分野で認知症に効果のある回想法事業を充実させ、さらに介護予防事業も取り入れることで、元気高齢者を増やし、地域で活躍できるための介護予防の拠点となる施設とするため、指定管理者制度を導入するため、この条例を定めます。
指定管理者の候補として、NPO法人が予定されている。この法人は、明智町の大正村、第2代の助役を務められていた、井形昭弘先生を中心に組織されています。
委託料は、現在の管理相当額を見込んでいて、今年度の予算ベースでは450万円です。
※この条例は平成27年4月1日より施行されます。
指定管理者の指定について
恵那市中山道広重美術館
指定管理者となる団体
公益財団法人 中山道広重美術館
指定の期間は
平成27年4月1日から平成28年3月31日まで
専決処分の承認について
補正予算の専決
衆議院議員選挙費:2800万円
12月14日執行の衆議院議員選挙費用
光明の一言
議会、新政会人事
議会最終日、議会人事が行われました。議長には堀誠氏が選出されました。副議長には荒田雅晴氏が選出されました。今後1年間、議会の円滑な運営と市民に開かれた議会を目指して、活躍を期待します。
新政会の役員人事も行われました。三役は、会長、柘植羌氏、副会長、堀井博文氏、幹事長 小澤健男氏となりました。恵那市議会を支える、会員15名の会派のまとめ役として活躍を期待したいと思います。
この1年、柘植議長と共に議会の運営に当たってきました。議長は本会議等での進行役、副議長は全員協議会(執行部から議案等の説明を受けて、議員が執行部に対して質疑する場)での進行役が役割の一つです。
当日の進行がスムーズにいくように事前にレクチャー等をしっかりして望むのも重要な仕事です。この1年で10回の全員協議会をしました。その中には、配慮が欠けて、たいへんなお叱りを受けたこともありました。議員の皆さん、執行部の皆さんの協力でこの役が全うできたのも事実です。感謝の一言です。
対外的には東海議長会、岐阜県議長会、東濃飛騨市議会議長会にも参加させて頂き、他の自治体の議会の議長さん、副議長さんと交流が持てて、たいへん勉強になりました。
補正予算から
都市間交通対策経費:2406万円
明知鉄道経営対策補助金
笠周地域活性化振興費:1400万円
坂折棚田交流体験施設整備費補助金
農業振興一般経費:767万円
JAのトマト選果場への補助金
道路橋りょう維持修繕事業費:800万円
明智町225号線(東方地内)災害復旧工事
人事案件
恵那市公平委員会の委員の選任について
榊原 章夫氏(春日井市)
恵那市固定資産評価審査委員会の委員の選任について
柘植 麻美 氏 (大井町)
恵那市教育委員会の委員の任命について
西尾 修欣 氏 (山岡町)
明知鉄道について
平成25年度の明知鉄道の状況の報告が議会に有りました。輸送人員は45万4398人(前年、47万5519人)で2万人を超える減でした。又、旅客収入は1億670万円で前年より約500万円の減でした。収支としては、2811万円の赤字で、その補填のため、今回の補正予算で恵那市の負担分を計上しています。
明知鉄道は、バスを含めた恵那市の輸送人員のほぼ半分の輸送人員が有り、恵那市にとってたいへん重要な交通機関でもあります。鉄道会社として、増収対策も実施していて、ラッピング車両の広告募集、つり皮広告募集、気動車の体験運転、駅長の焼き芋販売、各種グッズ(おらが鉄道せんべい、クッキーなど)の販売等を実施しています。又、イベント列車として、寒天列車、猪鍋(あゆ)料理列車、きのこ列車、じねんじょ列車等年間の運転は300回程あり、たいへんな人気です。しかし、一般の乗客の減とか、25年度は高校生の通学定期の利用者の減が50名以上あり、増収対策が追い付かない状況です。
明知鉄道は恵那市の文化的な側面もあり、観光資源として、交流人口の拡大にも貢献しています。岐阜県のリニア戦略では、SLの復活との話もありますが、実現までには資金面を含め、多くの課題が有り、なかなか難題です。今後とも、後世に残していく貴重な資源と考えます。皆さんの利用を期待します。
上矢作町で小水力発電事業
岐阜県では、23年に小水力発電の適地調査の結果、上矢作町飯田洞の鎌瀬用水が可能地に該当し、25年に発電計画可能性調査の結果、採算の見込が立ち、26年地質調査、発電の形式、経済性の検討の結果、実施可能と判断し、事業化が決まりました。
事業費は1億8700万円で、国、県、市で負担し、恵那市は25%の4675万円を負担します。
年間発電量は403МWhで26年度の単価で年間1370万円の売電収入となります。売電収入の充当先は、発電施設の管理主体が管理する土地改良施設が対象になります。・土地改良施設の維持管理費、・発電施設の運営費、・集落排水施設、農村活性化施設の電気代等に充当します。
一般質問から
ささゆり温泉について、西尾努議員が一般質問をされました。要旨を抜粋して掲載します。
ささゆり温泉の魅力アップは
質問
ささゆり温泉の付加価値をつけるため、例えば、串原の大野公園にある、そば打ち、こんにゃく作成等体験が出来る創手味亭などを温泉施設に移設すればかなりの集客効果が有ると思はれるが、考えは。
答弁
市では現在、温泉の経営と施設リニューアルの両面で検討を進めている。来場者の減少で、引き続き厳しい経営状況にある。経営の立て直しについては、引き続き市としても最大限努力をしている。
施設の移転については、キャンプ場やマレットハウスのさらなる有効活用を含めて、温泉のリニューアルの基本計画の中で考えていきたい。
専門知識を有した人材の配置は
質問
ささゆりの湯については、運営検討委員会より市長に提言があり、その中で経営陣に温泉等の経営にあたり、専門知識を有した人材の配置が求められている、考えは。
答弁
専門知識を有した人材の配置に関しては、今年度の総会において、経営を担う社長が交代されており、今まで以上に経営に付いてご努力されていると理解している。
質問
ささゆり温泉のPRでは、どのような対策を行っているのか。
答弁
市内の観光施設等の集客施設や、豊田市のコンビニでのパンフレットの配置や、市内外の老人クラブ代表者などへのダイレクトメール、ホームページを活用した宣伝、恵那市及び観光協会が行うイベントでのPR、出展先でのPR、資料送付時のチラシ同封等によりPRに努めている。
今後もサービスの向上に繋がる接遇研修や、経営状態の把握、PRに努めていきたい。