<12月定例会報告>(11月26日より12月20日)
議会の構成(敬称は略しています。)
議長:柘植 羌(中野方町)
副議長:堀 光明(串原)
監査委員:林 忠義(笠置町)
常任委員会の委員構成
総務文教委員会
◎小澤建男・〇千籐安雄・深萱安信・安藤直実・林 忠義・水野功教
市民福祉委員会
◎堀 誠・〇中嶋元則・橋本平紀・遠山信子・後藤康司・町野 道明・堀 光明
産業環境委員会
◎堀井文博・〇西尾 努・近藤純二・鵜飼伸幸・畑村眞吾・荒田雅晴・柘植 羌
議会運営委員会
◎荒田雅晴・〇後藤康司・深萱安信・鵜飼伸幸・水野功教
特別委員会正副委員長
リニア中央新幹線対策特別委員会
◎町野 道明・〇深萱安信
瑞浪恵那道路・新丸山ダム建設促進特別委員会
◎鵜飼伸幸・〇近藤純二
広報広聴特別委員会
◎畑村眞吾・〇橋本平紀
※各委員会の◎委員長 〇副委員長です。
定例会での議案
条例の制定及び一部改正、廃止等10件
予算関係11件、人事案件2件、その他10件
議会発案2件
議案から
消費税率引き上げに伴う関係条例の整理に関する条例の制定について
消費税率引き上げに伴い、本市に影響する65条例を一つの整理条例として、この条例を定めます。
※この条例は平成26年4月1日より施行されます。
恵那市病院事業等の使用料及び手数料徴収条例の一部改正について
市立恵那病院の母子保健指導に胎児スクリーニング(1条)を追加するため、並びに消費税率引き上げ(2条)に伴う所要の改正を行うため、この条例を定めます。
※この条例で1条の規定は平成26年1月1日から、2条の規定は平成26年4月1日より施行されます。
契約の締結について
恵那市役所庁舎新館建設事業
<建築工事>
・契約の金額:6億5340万円
・契約の相手方:板垣・恵中特定建設工事共同企業体
<電気設備工事>
・契約の金額:1億7820万円
・契約の相手方:近藤・イシデン建設工事共同企業体
<機械設備工事>
・契約の金額:1億5120万円
・契約の相手方:西尾・ツゲ特定建設工事共同企業体
この事業の完成期限:平成26年10月31日
補正予算から
都市間交通対策経費:1065万円
明知鉄道経営対策補助金
バス対策経費:3000万円
自主運行バス購入費(統合による吉田のバスの確保)
明智地区小学校統合事業費:553万円
バス待合所設置工事、通学路の検討委託等
中野方保育園建設事業費:2億7840万円
園舎建設工事等
人事案件
恵那市固定資産評価審査委員会の委員の選任
鈴木 峰夫 氏 (上矢作町)
恵那市教育委員会の委員の任命
井口 道雄 氏 (大井町)
光明の一言
議会、新政会人事
議会最終日、議会人事が行われました。議長には柘植羌氏が再任されました。副議長には私、堀光明が選出されました。たいへんな大役で身が引き締まる思いです。議会の円滑な運営のため、誠心誠意がんばっていきたいと思います。
新政会の役員人事も行われました。三役は会長荒田雅晴氏、副会長後藤康司氏、幹事長鵜飼伸幸氏となりました。会員も13名から15名に増えました。恵那市議会をささえる会派のまとめ役として活躍を期待したいと思います。
恵那市議会では、今年11月に、初めて岩村コミュニティセンターと恵那消防防災センターの2ケ所で議会報会を開催しました。全参加者は157人でした。議会運営委員長、3常任委員会委員長から各委員会の事業について説明をした後、参加者からご意見を頂きました。又、終了後に参加者の92%の方からアンケートに協力頂き、89%の方から「評価する、おおむね評価する」との回答も頂きました。又、今後の開催の内容について「議会改革の取り組み」に対して、34%の方が興味を持たれていることも分かりました。
参加者の皆さんの思いを大切にして、今後とも取り組んでいかなければならないと強く感じました。
一般質問
今回、1問1答方式により、標題 ①教育の再生について、標題 ②農業政策について、一般質問をしましたので、要旨を抜粋して掲載します。
標題①教育の再生について
全国学力テストの学校別の公表は
質問
全国学力テストで、恵那市の学力の状況は、中学では、数学、国語とも、岐阜県平均より高く、全国でもトップレベルでした。7月に文部科学省が学力テストのアンケートを行った結果、学校別の公表について、学校は78%、市町村長は62%、保護者は52%が現行でいいとの結果でした。又、全国の知事は44%が教育委員会の判断で公表できるように制度改革を求めています。学校別の公表についての考えは。
個別の学校の成績は公表しない
答弁
テストの目的である、学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善に役に立てる。教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する。このような目的を大切にし、個別の学校の結果の公表はしない。
理由については、テスト結果は教育活動の一側面である。背景が語られず、結果だけでその学校の良し悪しが判断される可能性は好ましくない。小規模学校の公表は個人が特定される恐れがある。
あくまでも児童生徒一人一人の確かな学力を身につけるためであり、そのための授業改善や検証システム構築のためにあり、この本来の目的を大切にしたい。
部活動の朝練習の考えは
質問
長野県の教育委員会が設置した有識者会議が「中学校の朝練習は、睡眠不足を招き成長に弊害があるとして、原則廃止する」と報告書を提出しました。恵那市でも、季節的に差はありますが、どこの学校でも実施していると思います。朝、ランニング等をして体力作りをすることは必要と考えます。
恵那市の朝練習はどのような状況か。合わせて、長野県の「朝練習原則廃止」に付いての考えは。
たいへん重要な役割を果たしている
答弁
恵那市では、現在中学校8校中6校が朝部活を実施しています。内容は、ランニングやボール等を利用した軽い練習が中心です。実施していない学校はバスの到着時間の関係で練習時間が取れない学校です。そのうち1校は自主的に朝部活をしています。どの学校も適度な時間であり、朝、体を動かすことは、脳を活性化するうえでも、あるいはスムーズに一日の生活をスタートさせるうえでも大変重要な役割を果たしている。
長野県では、朝部活の行き過ぎを是正するため提出したものと考えている。 (伊藤教育次長)
標題②農業政策について
有害鳥獣駆除対策の強化は
質問
鳥獣被害を減らすには、有害鳥獣を駆除し頭数等を減らす以外に方策はありません。イノシシを礼に上げれば、半分ほど駆除しないと増えてしまうと言われています。最近では、サルが住居の多い地区まで出現し、あらゆる農作物を食べてしまう事例がおきています。
モンキードックも対策としてなされています。駆除のため、強力な取り組みは。
特別班の設置と大型オリの検討
答弁
サル対策については、平成24年度までは各被害地域の猟友会支部により駆除を行っていました。
平成25年度からは、市内全支部から選抜された銃所持者(17名)で構成する特別班を設置して10月より捕獲にあたっている。実績は12月10日現在で8頭の捕獲をしています。地域の方から「サルを見かけることが少なくなった」などの声が聞かれるようになった。今後は、今回実施している「特別班」の実績を検証し、次につなげたい。又一度入ったら出られないような「大型の捕獲おり」の設置について検討する。
ハンター育成とハンターへの補助は
質問
現在、ハンターの老齢化で、どの地域にも免許所持者が少なくなってきています。ハンターを増やすことは、直接的に鳥獣被害防止に繋がり、オリの増加がハンターの負担にもなることも解消します。
ハンターの育成策とハンターへの補助の考えは。
上乗せ支援を検討
答弁
猟友会内、有害鳥獣捕獲実施隊員は111名です。銃及びワナの免許登録を行っている会員については、平成19年と24年を比較すると、ワナの登録者は43名増加ですが、第一種銃登録者は60名減となっています。
平成23年度から、ワナ及び銃による狩猟免許の新規取得及び、免許更新時の手数料などの半分を支援する制度設け、平成24年度末までに201件の支援を行ってきた。23年度から始まった支援制度は、まだ始めたばかりですし、狩猟免許更新は3年毎となっていますので、現時点では拡充の考えはありませんが、有害鳥獣捕獲実施隊が活動していただきやすいよう、上乗せ支援について検討します。(安江経済部長)