<9月定例会報告>(8月28日より9月28日)
定例会での議案
決算の認定等15件、条例の制定、改正、廃止等9件、予算関係12件、 その他9件です
議案から
恵那市暴力団排除条例の制定について
市からの暴力団の排除に関し、基本理念を定め、市及び市民等の責務を明らかにするとともに、暴力団の排除に関する措置等を定めるため、この条例を定めます。
※この条例は平成24年10月1日より施行されます。
恵那市山岡交流広場条例の制定について
山岡交流広場を設置するため、この条例を定めます。
※この条例は平成24年10月1日より施行されます。
恵那市山岡地域介護予防拠点施設条例の一部改正について
財産の無償譲渡について
山岡さくら会館を廃止するため、この条例を定めます。
地区の自主性を尊重した運営管理を図るため、山田自治会へ無償譲渡されます。
※この条例は平成24年10月1日より施行されます。
恵那市串原郷土館条例の一部改正について
指定管理者制度を導入するため、この条例を定めます。
※この条例は平成25年1月1日より施行されます。
恵那市山岡上山田コミュニティセンター条例の廃止について
財産の無償譲渡について
上山田コミュニティセンターを廃止するため、この条例を定めます。
この建物は観光振興に寄与する施設として、再利用を求める要望があったため、土地所有者へ無償譲渡されます。
※この条例は平成24年10月1日より施行されます。
契約の締結について
<明智浄化センターし尿投入施設建設工事
契約の金額:4億1983万円
協定の相手方:共和化工株式会社 名古屋支店
工事の完成期限:平成26年3月28日
24年度補正予算から
明智町まち並み整備事業費:600万円
山岡社会福祉施設管理運営経費:776万円
<ひまわり会館修繕工事>
病院施設等整備基金積立金:10億12万円
火葬場維持管理経費:496万円
観光振興一般経費:118万円
<恵那市観光アテンダント配置事業>
串原観光関連施設管理運営費:311万円
恵那地区まち並み整備都市計画事業費:5570万円
体育施設管理経費:900万円
<毛呂窪体育館改修工事>
人事案件
<人権擁護委員の候補者の推薦について>
小栗 惠子 氏 (三郷町)
堀尾 佳裕 氏 (岩村町)
視察から
いいづな お山の発電所(長野森林資源利用事業協同組合)
<各種木材廃材の利用、循環型社会のエコ事業の見本>
公共事業が減少する中、木材のチップ処理に目を付けた、バイオマス発電所を視察しました。年間330日稼働で、4名体制での昼夜フル稼働で、自社の電力を賄い、年間1億円程の売電収入を得ている。理事長自身が木材の会社を経営し、次々と廃業している木材業界の中で、生きのこりを賭けた、木材リサイクルの一環システムは、木材業の将来に一筋の光を当てているとも言えます。設置環境として、チップの確保、水の確保、焼却後の灰の処理、近くに送電線の存在等が必要で、条件も厳しいと感じました。
今後、10億円を投じ、もう1基バイオマス発電所を設置する予定とのことでした。原料は廃菌床の使用を視野に入れているとのことでした。将来への展望は明るいようでした。
<光明の一言>
二期目の市政に向かい合って
合併で新恵那市が誕生し、議員として、二期目の最後の議会が終わりました。この4年間、定例議会の終了後に堀みつあき議員日誌を発行することができました。又、一般質問も定例議会ごとに行い、行政に対して、提案、提言をして参りました。その中で、教育では、家庭を巻き込んだ教育力向上のための、「みんなの学習クラブ」の予算化、有害鳥獣被害対策の拡充、インフルエンザワクチン補助等、恵那市の施策に反映できた事項もあります。一般質問をすることにより、時の課題を見つめ、調査、勉強にも時間をかけ、スキルアップに心がけてきました。
恵那市も総合計画、行財政改革大綱が平成22年度で終わり、基盤作りがほほできあがり、平成23年度から27年度の総合計画後期計画、第二次行財政改革大綱が始まりました。合併特例債も23年度末で、約115億活用しています。有利な財源を有効に活用しながら、今後、人口減少対策の強化と持続可能な財政運営のため、人口規模に有った予算も求められています。又、リニア中央新幹線に向けた、夢のある恵那市のまちづくりも進めていかなければなりません。住んで良かった恵那市、これが目標です。
<一般質問>(9月19日と9月20日)
今回、1問1答方式により、標題①ドクターヘリについて、標題②人にやさしいコミュニティセンターについて、標題③全国学力テストについて一般質問をしましたので、要旨を抜粋して掲載します。
標題①ドクターヘリについて
ドクターへり出動の状況は
質問:今回、私の不注意で、大ケガをして、ドクターヘリのお世話になりました。ドクターヘリの運用も昨年2月からと聞き、運にも恵まれました。大変な出血で、家族に消防署に電話をしてもらい、その状況から、消防署の即座の判断で、ドクターヘリへの依頼となったとのことです。串原ではヘリポートが無いため、着陸場のさまざまな状況を想定し、タンク車も出動しての対応でした。まさに、消防署、ドクターヘリ、その先に有る岐大付属病院での高度医療処置で命が助かりました。
ドクターヘリの装備は、ドクターヘリ運用後、どのような場合に依頼するのか、出動回数は。
答弁:ドクターヘリの装備は、救急蘇生に必要な薬品を収納したドクターバック、担架、人工呼吸器、酸素ボンベ、心電図モニター、輸液ポンプ、エコー装置等さまざまな 機器や医薬品を搭載している。
要請の判断は、119番受信時、通信指令室職員か、現場に臨場した救急隊が判断する。重傷が疑われる事故や、大出血や血圧低下のショック状態、胸痛等、生命に関わると疑うものや医師の早期診療が必要と考えられる症例に要請をかけます。
恵那市への出動回数は平成23年31回(要請42回)、
平成24年は48回(要請51回)の出動です。
ヘリポートの早期設置は
質問:ドクターヘリが出動する場合は、一刻を争う場合が多く、確実に、早くヘリを着陸するためには、ヘリポートが欠かせません、早急なヘリポートの設置は。
年1箇所の設置の計画
答弁:専用のヘリポートでは、散水の必要が無いので、支援隊員の人数が少なくて済みます。
舗装されたヘリポートは必要と考え、年1箇所の設置を計画している。(現在、緊急離着陸場は55箇所で、専用ヘリポートは3箇所、舗装されている場所は12箇所です。) (井上消防長)
標題②人にやさしいコミュニティセンターについて
コミュニティセンターへのエレベータの設置は
質問:昨年6月議会の一般質問で、中、明智、串原コミュニティセンターについては、避難所として利用できると考えており、安全性を考慮して、耐震補強工事とともに、エレベータの設置についても早期に進めていきたいとの答弁が有った。中コミュニティセンターはその方向で進んでいる。南海トラフ巨大地震に依る恵那市の震度も引き上げられた。現在2施設は、耐震補強計画とエレベータの実施設計は実施済みです。現在保留中であるが、今後の進め方は。
総合計画で事業年度を決め、実施していく
答弁 :岐阜県災害対策検証委員会における市町村ごとの被害想定結果は現在調査中です。
明智、串原コミュニティセンターの耐震工事は被害想定結果が出た後、補強基準を再検討させていただく。2施設については、耐震補強計画とエレベータの実施設計を実施しており結果がでれば、見直し再検討し、総合計画に事業年度を定め、実施してまいりたい。(小林教育次長)
標題③全国学力テストについて
全国学力テスト恵那市の結果は
質問:文部科学省は、2年ぶりに行われた全国学力テストの結果を公表した。初めて加わった理科では、観察・実験の結果を考察する問題の正答率が低かったようです。恵那市は抽出校も含めて、全学校で参加していますが、どのような結果か。
中学3年生は全国平均より高い
答弁:国語A、B、算数・数学A、Bに加え、今年度から理科が加わった。又、これに加えて、学習や生活への意識調査や実態への質問が86項目聞かれた。恵那市の6年生は、いずれの項目についても、全国平均よりわずかに低い。中学3年生は、県平均よりは若干低いが、全国平均より高いという結果です。
理科の結果は
質問:今回、理科が新たに加わりました。全国的な傾向として、実験や観察に慣れ親しんでいないと解くのが難しい問題のため、結果が振るわないようだが、恵那市の結果は。
生物領域が高得点
答弁:国語、算数、数学に比べ、できていると捉えている。特に中学校では生物領域が高得点である。さらに成績を伸ばすためには、問題分を読み取る力を付けることであると考えている。岐阜県の理科の成績が良いのは、実験・観察を重視した理科室での授業を基本にしているからであり、恵那市においても同様である。(大畑教育次長)