<3月定例会報告>(2月27日より3月22日)
定例会での議案
専決処分の承認1件、条例の制定等19件、
予算関係25件、 その他14件です
市長の給与30%減額へ
12月議会から継続審議となっていた「恵那市常勤特別職の給与に関する条例の一部改正案」を一部修正して、可決しました。
提案理由として、不適切な事務処理(現在も警察当局の捜査が継続中)について、職員を指揮監督する地位にいる者の責任を早急に明らかにすべきと判断し、市長の給与を30%減額するものです。(ただし、不利益不遡及の原則が生じるため、修正案を発案しています。)
平成24年度予算が成立しました。
平成24年度予算では、東日本大震災の教訓をもとに、本市において予想される諸災害に対して、備えをするため、「災害に強いまちづくり」に向けた諸施策に積極的に取り組んでいます。そして、ぎふ清流国体への取り組みもしています。
今年度も、恵那市総合計画後期計画と第2次行財政改革に基づき着実な諸施策の実現にも努めています。
平成24年度の予算
一般会計264億8000万円(対前年 1、2%:増)
特別会計144億139万円(対前年 1、9%増)
企業会計70億2620万円(対前年 2、3%減)
総合計 479億759万円(対前年 0、9%増)
議案から
恵那市景観条例の制定について
恵那市の良好な景観を形成していくため、基本的な事項及び景観法の施行に必要な事項を定めるため、この条例を定めます。
※この条例は平成24年4月1日(一部については10月1日)より施行されます。
恵那文化センター条例及び恵那市明智かえでホール条例の一部改正について
二つの施設における物品販売に関して、必要な事項を定めるため、この条例を定めます。
※この条例は平成24年4月1日より施行されます。
指定管理者の指定について
≪明智駅前プラザ≫
指定管理者となる団体 あけちまちづくりフォーラム
指定期間は、平成24年4月1日から平成27年3月31日です。
≪奥矢作レクレーションセンター≫
指定管理者となる団体 特定非営利活動法人奥矢作森林塾
指定期間は、平成24年4月1日から平成29年3月31日です。
恵那市特定非営利活動促進法施行条例の制定について
岐阜県からの特定非営利活動促進法に基づく事務の権限移譲に伴い、法の施行に必要な事項を定めるため、この条例を定めます。
※この条例は平成24年4月1日より施行されます。
恵那市介護保険条例の一部改正について
平成24年度から平成26年度までの介護保険料を定めるため、所要の改正を行うため、この条例を定めます。
所得階層区分を細分化しています。より所得に応じた介護保険料となっています。基準額で38%の増額となっています。
※この条例は平成24年4月1日より施行されます。
恵那市保育所設置条例の一部改正について
佐々良木保育園と野井保育園の統合による名称変更など、所要の改正をおこなうため、この条例を定めます。
※この条例は平成24年4月1日より施行されます。
恵那市山岡地域介護予防拠点施設条例の一部改正について
山岡なもなも会館を廃止するため、この条例を定めます。
なお、この施設は久保原区に無償譲渡されます。
※この条例は平成24年4月1日より施行されます。
<光明の一言>
新年度予算を見る
現在、恵那市では、総合計画後期計画と第2次行財政改革大綱を両輪として、「人・自然・地域が調和した交流都市の実現のため、諸施策を進める中で、予算規模が決まっていきます。24年度の一般会計予算は264億円と前年度より若干多くなっています。地震・台風などの災害に強いまちづくりに取り組むための経費を計上した結果とも言えます。又、ぎふ清流国体の取り組み強化も要因になっています。財政調整基金を取り崩さないで予算が組めるのも、合併等で、交付税が確保できているとも言えます。有利な起債が活用できるうちに、恵那市のまちづくりを進めて、「恵那市に住みたい」、「恵那市に住んで良かった」と評価されるまちづくりを推進しなければなりません。
ぎふ清流国体のトップを切って恵那市で、スピードスケート競技会が開催されました。期間中3万人の来場者を迎えて、大成功の大会でした。多くの市民の力のおかげと思
います。又、恵那市を全国へ発信できたと思います。10月には、弓道大会が開催されます。市民の皆さんの支援をお願い申し上げます。
恵那市山岡東原農業センター条例の廃止について
山岡東原農業センターを廃止するため、この条例を定めます。
なお、この施設は東原組に無償譲渡されます。
※この条例は平成24年4月1日より施行されます。
恵那市山岡農業気象情報高度利用施設条例の廃止について
山岡農業気象情報高度利用施設を廃止するため、この条例を定めます。
※この条例は平成24年4月1日より施行されます。
23年度補正予算から
大正村活性化事業補助金:3000万円
24年度予算から
子育て支援給付事業費(全市):10億4404万円
予防接種事業費(全市):1億4205万円
ぎふ清流国体推進経費:1億3016万円
回想法センター維持管理費:508万円
明智地区農業関連施設維持管理費:266万円
明智林業関連施設管理経費:768万円
明智観光関連施設管理運営経費:2294万円
大正村クロスカントリー開催経費:375万円
明智振興事務所改築事業:660万円
かえでホール管理運営費:1520万円
明智町まち並み整備事業費:2410万円
明智文化センター管理運営経費:541万円
公共下水道明智処理区建設事業:1億6808万円
明智町簡易水道建設費:1390万円
奥矢作レクセンター管理経費:4336万円
串原観光関連施設管理運営費:3398万円
串原サンホール施設管理経費:581万円
幹線道路整備事業費 大竹松本線:2700万円
スケート場維持管理経費:1億 661万円
恵那地区まち並み整備事業費:5億 870万円
神ノ木橋改良工事、生活道路改良事業
通学路改良事業 御所の前牧田線整備事業
平山線改良工事費:9600万円
袖田笠作線、清水白坂線改良工事費:2億1350万円
地球温暖化防止対策事業費:2885万円
恵那山荘・国民休養地管理経費:4125万円
恵那文化センター管理経費:3302万円
図書館運営経費:7673万円
美術館管理運営経費:4910万円
観光活性化推進経費:3279万円
恵那峡活性化推進経費:1033万円
岩村町観光関連施設管理運営経費:428万円
岩村町まち並み整備事業費:4億 680万円
岩村歴史資料館一般経費:1222万円
岩村まちなみ保存事業費:4780万円
岩村城、城下町総合調査経費:215万円
岩村コミセン大規模改修工事費:1億5917万円
岩村町簡易水道建設費:1億 626万円
上矢作振興事務所庁舎移転事業費:8480万円
上矢作地区活性化振興費:1030万円
道の駅ラ・フォーレ福寿の里管理経費:721万円
上矢作地区農業関連施設維持管理費:246万円
上矢作観光関連施設管理経費:1854万円
暗井沢線改良工事費:1000万円
中根橋改良工事費:6000万円
木の実地区簡易水道建設費:3040万円
石洞地区簡易水道建設費:975万円
山岡町地域活性化振興費:202万円
山岡健康増進センター管理運営経費:2543万円
山岡地区農業関連施設維持管理費:2672万円
山岡町林業関連施設管理経費:168万円
山岡商工業関連施設管理運営経費:1210万円
道の駅おばあちゃん市山岡管理経費:713万円
山岡観光関連施設管理運営費:536万円
山岡町まちづくり事業費:2億2290万円
まちづくり交付金を活用した山岡町の総合整備です。
振興事務所周辺整備交付金事業、山岡駅前広場整備事業、陶業文化センター周辺事業等です。
山岡町簡易水道建設費:1億6909万円
山岡学校給食センター維持運営費:1億1165万円
人事案件 人権擁護委員の候補者の推薦について
岡本 祥子 氏 (東野)
<一般質問>(3月15日と3月16日)
今回、1問1答方式により、標題①ぎふ清流国体について、標題②特色ある教育について、標題③税収対策について、一般質問をしましたので、要旨を抜粋して掲載します。
標題①ぎふ清流国体について
ぎふ清流国体スケート競技会の成功の要因は
質問:今回のスケート競技会では、恵那市のスポーツ競技で過去に例のない人の来場があり、応援も盛り上がりました。大成功の理由は。
答弁:様々な要因が考えられます。①国体実行委員会の委員である各自治連合会や地域協議会、各種団体が観客の動員、PRに積極的に動いて頂いた。②競技のほかにも、自治連合会がまとめた13地区の味自慢や東濃地域道の駅などによるグルメ祭り、井上あずみさんや保育園、幼稚園児によるミナモダンス等多彩な催しを行うことで、国体の楽しさをアピールできた。③4日間好天が続き、全国の選手の素晴らしい競技が見ることができた。恵那市の選手が活躍したことも観客動員に繋がった。
(小栗ぎふ清流国体推進本部長)
国体後のスポーツ振興は
質問:総合計画実施計画の中にも、スポーツ活動の振興のための、主要施策が多くあります。国体の成功を土台として、競技スポーツの推進も含めて、総合計画、市民推進部会の議論も踏まえて、今後のスポーツ推進の展開の考えは。
答弁:国体を一過性の大会に終わらないよう振興策を続けていきたい。恵那市スポーツポイント制度の継続と恵那市のスポーツキャラクターの活用を行っていきたい。国体開催種目であるスピードスケート及び弓道の普及はもとより、今後国が定める「スポーツ基本計画」に基づき、恵那市版の「地方スポーツ推進計画」を24年度から策定する予定にしている。
(小林教育次長)
標題②特色ある教育について
恵那市全学校による読書活動での成果は
質問:恵那市の市民三学運動により、学校での読書活動が重点的に進められました。読書はすればするほど効果が有ると考えるが、成果は。
答弁:学校では、朝読書や親子読書の実施など、本が身近になる取り組みをしてきました。その成果として、県の読書感想文では2名が最優秀賞、2名が入賞でした。岐阜県読書感想画コンクールでは65名の入賞、学校賞では、県内5校中3校(長島小、大井第二小、岩村小)が受賞した。東濃地区の図書館コンクールでは岩村小が優秀賞(管理運営)を受賞した。
(大畑教育次長)
学校が求める人間像は
質問:現在、社会が多様化して、教育の在り方がたいへん難しくなっています。各学校では、児童生徒の健全な育成を目指し、いろいろと工夫し指導していると思います。「学校が求める人間像は何か」教育長の考えは。
情けある子の育成を
答弁:学校教育に関して、「情けある子の育成」をお願いしている。そのためにも「情けある教職員」でなければならないし、「情けある保護者」、「情けある地域の方々」であって欲しいと願っている。特に来年度は、①規律と対話のある教育の推進、②一人一人の個性を生かした、確かな学力のつく授業、③地域に根ざし、地域を生かした、特色のある学校、この3つの方針で学校教育を進めていくように考えている。
(西尾教育長)
標題③税収対策について
広報えな、ウェブサイトでの広告は
質問:自治体によっては、広報に広告の掲載や、封書に広告を掲載し、広告収入得ています。又、ウェブサイトに広告枠を設けて企業の広告を載せ、広告収入を得ています。恵那市も4月からのウェブサイトをリニュアールすると聞きますが、広告を載せる考えは。
バナー広告のスペースを確保
答弁:「恵那市広告掲載事業に係る基本指針」を制定したところである。24年度から、この指針に基づき、各種媒体を活用して広告収入を始めることとしている。広報紙や市の封筒だけでなく、各種領収書や冊子、ウェブサイト、市有財産の壁面などを利用した広告収入の確保を想定している。広報紙や封筒を活用した広告から手掛けたい。4月から新しいウェブサイトの運用を予定していて、この中にバナー広告のスペースを確保している。広告の募集につきましては、「広告掲載取扱要綱」に基づいて、掲載企業等を募集する。市が行う広告掲載事業のため、要綱の中で公序良俗に反しないなどの基準を設ける。なるべく早期に取り組みたい。
(小嶋企画部長)