室蘭市議会議員

小田中みのる

MINORU ODANAKA

小田中みのるの市議会レポート
VOL.37

市民と議会(民生常任委員会)との懇談会

10月22日、「DV防止法」をテーマに特定非営利法人ウィメンズネット・マサカーネの皆様と懇談会を開催しました。

はじめに、北海道の民間シェルターの現状及びマサカーネの活動実態についてお聞きしましたが、シェルター入所者の対応のみならず、電話や来所による相談、シェルター退所後の自立支援等々、その活動の大変さが伝わってきました。

団体からは、DVは、本人が加害者・被害者等いう意識を持っていないことが多く、デートDVを含めた教育が重要であることやDV対応について、関係課と連絡調整を行う窓口が必要であるという意見のほか、NPO法人は活動しやすいが、脆弱な財政基盤のため、このままでは次の世代に繋げない、などの不安の声も聞かれました。

委員からは、シェルター退所後の自立支援の在り方、DVの現場を見て育った子供への対応、市からの補助金や道からの委託金、他都市との比較など財政面についても質問があり、団体からは、子どもへの支援は、子供向けプログラムを実施しており、他のシェルターのモデルになっている。市の補助金は他都市と比較し決して高くなく、道の委託金も出来高払いであり、固定費の捻出に苦労しているとのお話がありました。

委員からは、補助金の在り方や自立支援に対する市の在り方など検討しなければならないとの意見も出されましたが、この問題は、複数部にまたがる重要な問題であり、行政、議会全体で検討しなければならないと感じた懇談会でありました。

小田中みのる
室蘭市議会議員