一般質問が終了しました。
3月9日、一般質問が終了しましたので、その概要を報告します。
なお、14日開会の一般会計予算審査特別委員会では、副委員長に任命されました。
1.こどもからお年寄りまで安心して希望のもてるまちについて
(1)第5期室蘭市保健福祉計画・介護保険事業計画について
【問】介護保険料は、46,000円と第4期より4,000円上昇したが、基金の取り崩し等負担軽減策は?道内主要都市との保険料比較は?
【答】介護給付費準備基金残高を3億8千万円と見込み、2億4千万円取り崩す。低所得者への特例第4段階を継続し、新たに第3段階を細分化し負担軽減を図る。
道内、8万人以上の12市のうち、下から2番目となっている。
【問】導入を検討する(仮称)高齢者生きがいボランティア制度の目的、概要は。
【答】この制度は、ボランティア活動が介護予防、生きがいづくり活動となり、また、活動実績に応じてポイントを付与、ポイントに応じて交付金を支給する「介護支援ボランティア」制度を念頭に、対象範囲を広げるなど高齢者の方々が積極的に参加しやすいよう検討し、平成26年度までの実施を目指す。
(2)白鳥大橋パークゴルフ場の増設について
【問】パークゴルフ場については、芝の管理上の問題、利用者からの要望等から増設を提言しており、来年度予算で実施設計が計上されたことは評価するが、今一度、増設の意義、効果について伺う。
【答】年齢問わず楽しめるスポーツ施設の充実、道の駅みたらの魅力アップ等、政策目標の実現化を目指した優先度の高い事業であると判断。港湾会計用地を一般会計で取得する必要があるが、その手法や時期については、財政状況を勘案し検討する。
【問】パークゴルフ場が増設された場合、現在の休憩室では手狭である。拡大の考えはないか。
【答】18ホールの増設により利用者の増加も見込まれることから、関係団体などの意見も参考にして検討する。
(3)ひきこもり対策について
【問】現在の取り組み状況、現在の課題、今後の方向性は?
【答】・室蘭市青少年問題協議会の組織を改め審議の充実を図り、子ども・若者育成推進法への理解と子供若者の現況への理解を深めた。
・本市には、ひきこもりやニートに対し支援する組織がないこと、総合相談窓口を設置した場合の訪問相談員の養成等が課題。
・北海道子ども・若者支援地域協議会に対する道内他都市の検討状況を検証していく。庁内においても、各分野の連携が必要であることから、庁内関係連絡会議を適宜開催していく。
2.行財政改革と市民に望まれる公共サービスを目指して
(1)港湾整備事業会計の収支資金不足解消策について
【問】港湾会計完成土地の売却のポートセールスの現状と課題、今後の展望は?
【答】ホームページへの土地情報の公開、宅建協会との協定の締結、経済部と連携し首都圏の大手不動産会社への情報提供を行っている。用途に応じた利用計画、分区の指定があることから、需要があった場合には分区を見直す。
【問】土地売却までの間、白鳥パークゴルフ場横の土地をウォーキングやランニングコース等で利用できるよう、無償提供できないのか?
【答】公共性を有した計画であり具体的な相談があれば、関係部局と連携を取り検討していく。
3.西胆振地域への取り組みについて
(1)消防の広域化について
【問】西いぶり広域連合より試算(H25年からの4年間)が示されたが、その内訳は?また、本市消防職員の大量退職(今後3年間で41名退職)の試算への反映は?
【答】職員の身分を広域連合へ全部移行する方式と一部派遣する方式の経費を比較するものであり、大量退職者については反映されていない。
運営費用等の削減効果については、試算期間を10年間として4月末を目途に新たに試算し精査する。
また、本消防体制については、設置した消防体制検討会議において早急に再構築する。
【問】予定よりスケジュールが遅れているが、今後のスケジュールは?
【答】H24年8月頃をめどに、消防広域化運営計画を策定し、パブリックコメント、広域連合の改正手続きをすると西いぶり広域連合より聞いている。
【問】作業が遅れておりH24年度中に協議をまとめることは厳しいし、西いぶり地区の消防本部が広域化しても、国が示しているメリットが未だに見いだせない。
何のために広域化をするのか、所期の目的を考えるべき。
【答】消防広域化は、市民の安全・安心に関するサービスの向上に結び付くと考えている。西いぶり広域連合の市町協議会において、諸課題を慎重に検討していく。
4.市民に信頼される市政運営について
(1)市民へのわかりやすい情報発信について
【問】市民に信頼される市政運営には、市政方針や各施策の考え方、内容、効果等について的確で分かりやすい情報を提供し、説明責任を図ることが重要。また、市民の意見要望を聞いた上で、どのように施策に反映されたのか示すことも必要。ホームページの市長の部屋の充実も含め考えは?
【答】広報むろらんやホームページ、マスコミ等を通じてわかりやすい周知に努めているが、足りないところもあり、今後とも内容を充実していきたい。
市長の部屋については、行動や考え方をできるだけ市民の知っていただくようさらに工夫を重ねていく。