八王子市議会議員

相沢こうた

KOHTA AIZAWA

エネルギー関連
VOL.11

【再生可能(自然)エネルギーごとの現実と将来性】
~地熱発電~

地熱発電

◇地下熱を利用する発電方式で、現在用いられている方法は地下2000m(場所、地形によって様々)に位置するマグマによって熱せられた地下水脈から蒸気を取り出し、これを利用してタービンを回すものです。

・火山国である日本は十分な地熱エネルギー活用の可能性を秘めています。火力発電でいうところのボイラに相当する部分を地球熱に依存する考え方で、炭酸ガス排出量は極めて小さいことが言えます。また電力のみならず熱の供給も並行して実施可能になります。地下深くまで掘るため適正場所の調査や坑井掘削に手間と時間を要し、現在の地下から水蒸気を採取する方法においては不純物により管路内や発電設備に鉱物質が付着し効率が低下するため、付着物の撤去作業を頻繁に行い、管路の劣化に備えて常に次の水蒸気採取及び還元水用の配管用の掘削をしていなくてはならないなど維持に費用がかかっています。地熱利用には現在の熱源(マグマ)近接水脈から蒸気を取り出してタービンを回す方法以外に、温泉源程度の低温水蒸気から発電するバイナリー発電があります。地下のマグマは時に火山の大噴火やそれに伴う地震を起こしたり、その潜在していると考えられる熱量は計り知れないほど大きなエネルギーだと想像できますが、今のところはマグマに熱せられた地下水脈の水蒸気を取り出して発電に使うところまでの技術に止まっています。

・この方式は研究開発次第では地下のエネルギーが無尽蔵なため有効な発電方式となると言えます。

相沢こうた
八王子市議会議員