相沢こうた

相沢こうたの使命

こんにちは、八王子市議会議員の相沢こうたです。

2023年5月・・最終

〇４月23日に統一地方選挙が行われ、八王子市でも市議会議員選挙が実施されました。５期目を目指して立候補を致しましたが、結果は2325票で落選という結果となり応援してくださった方々には誠に申し訳の無いこととなってしまいました。
市と共に実施してきたこと、これから具体的な成果となりそうな感触を持っていたもの、様々な方から依頼されていたことなど、落選したことで宙ぶらりんになってしまうことがいくつかあり、そういったものを達成できなかったことが大変心残りであります。
その一方で、選挙期間中にはこれまで手掛けてきたものの成果を改めて確認する機会もありました。

・北八王子駅ではコロナが明けて朝の通勤客が戻りつつあり、設置に大変苦慮した朝の降車のみの臨時改札が大変有効に使われており改めて喜びを感じましたし、同時にこの駅の上下線ともにホームの拡張を達成できたことなどを思い出しました。

・車歩道の２センチの段差解消、スロープ状にすることでつまずき防止やベビーカーの運転に優しい構造にしたいと条例を変えていただくのに苦労しましたが、少しずつ市内の車歩道段差が解消されていることを実感しました。

・小学校の通学路への「通学路注意」の表示は今年の４月頭からいくつかの小学校で導入が開始され、実際についた場所を確認することができました。これから市内にこの表示が増えて少しでも小学生の交通安全に役立ってもらえることを祈っています。

・北野駅前に選挙事務所を構えましたが、毎日ロータリーを眺めていると改めてこのロータリーの排水設備改修と段差解消、タクシー乗り場他の整備の予算確保に熱くなったことを思い出し、きれいに整備されている駅前にあらためて満足感を覚えました。あとはコナミスポーツ側に抜ける歩道橋の再整備とエスカレーター設置を次の４年間で形にしたいと思っていましたのでそれが心残りです。

・北野においてはもう一点、下田橋という人道橋の補強・拡張を訴えてやっと動きが出てきたと感じていました。市と一緒にこの完成を目指せないのは残念ですが、先日市には私の遺言として前向きに取り組んでいただきたい旨を伝えてきましたのでどのようになるのか楽しみに見守っていたいと思います。

・中心市街地の旭町再開発とそれに合わせた低炭素まちづくりは事業が停滞していることを心配しています。地域熱供給プラントの更なる活用など、まだやることがあったため心残りといいますか、この場所については事業が実施されるのか基本的なことに関して心配しています。

・街路灯のLED化は終わりましたが、防犯灯は今年から本格的に改修となります。やっとここまでこぎつけることができましたが、今後の展開は容易ではありませんし夜間照明の一元管理に向けた取組みはまだ道半ばです。これに関しては専門ですので積極的にお手伝いをしたかったのですが残念でなりません。

・新エネルギーの活用については多く提案させていただきました。太陽光を付けるだけではなくそのエネルギーを水素に変換して活用する方がよいと随分と申し上げたのですが具体的な施策として作り上げるところまで持っていけませんでした。今後計画されている北野地区再開発事業に新エネルギーの活用をからめた議論を展開したいと考えていましたので残念です。

・明神町の船森保育園前の細い道路はほんとうにきれいになりました。改修前は大きな開口の側溝に落ちる子どもがいたり大雨で雨水が保育園の敷地に流れ込んだりしていましたが、市に実情を訴えご理解いただき整備が叶いました。この道はとても大切な思い出のひとつです。

・八王子市民球場も大変きれいになりました。ここの改修にあたっては当時議会で議論させていただいた故田中副市長のご理解をいただくことができたことが決め手となりましたが、今年度には最後の課題であったバックネット改修の予算がついています。子どもたちの世代に誇れる球場となっていくことがとてもうれしいと思っています。

・それ以外にも、地域から要望されて設置に向けて取り組んだ横断歩道や手押しの信号機、危険だと市民の方から指摘されて改修に向けて取り組んだ歩道の段差や公園のフェンス、南大沢駅前のタクシー乗り場の危険個所解消への取組みを行ったこと、当時は整備数が少なかった赤ちゃんふらっととよばれる休憩場所の設置にどこが相応しいのか実際に自分の長女をベビーカーに乗せて中心市街地を歩き回ったことなど、改めて16年という歳月に様々なことに取組んだと思う次第です。

〇その他に様々な方からいただいた子育てや生活、その他の多岐に渡るご相談に対応したことなどのひとつひとつがこれからゆっくりと16年間を振り返ったときに大切な自分の実績として心の中で思い返されることになるでしょう。うまくいったこと、行かなかったこと、成果が何かしら出せたものなど、過ぎたことはよしとして、悔しいのはこれから取り組まなくてはならない新なテーマも明確にありましたので、落選してからそれらに取組めないことが残念でなりません。周囲には「もう吹っ切れた」とは伝えていますが、情緒不安定なところを感じており、人として完全復活するまでにはもう少し時間がかかりそうです。
日々悔いのないように生きていこうと、昔尊敬する先輩からそのように教えていただきましたが、時間に限りがある中で出来ることには限界はあり、私のような凡人は理由をつけて逃げるくせは当然ありますので、果たして議員としてどこまでできていたのか、その評価が選挙で出てしまったのではないのかと思うところもあります。ただ議員の勉強などしたこともなかった一電力マンが16年間も議員として仕事をさせていただくためには相当の覚悟と開き直りにも近い心の強さが必要でした。随分と本や資料を読み漁るなどしてそれまでの自分になかった知識を吸収しなければならないと、最後までこの姿勢は変わらず取り組んできましたので、何とか自分なりにここまでやってこられたことに自分としては納得してよいと思いますし、関わっていただいた全ての方々に感謝するともに、自分に対してもう楽になるよと声を掛けてやりたいとも思っています。

最後の選挙はいつにも増して多くの仲間たちの応援をいただき終始良い雰囲気でした・・感謝です

・今月60歳、還暦を迎えました。落選にあたり「次もう一度頑張れ」という温かいお言葉もいただきました、ほんとうにありがたいことです。しかし年齢的にはきっぱりと引退する歳だと心得ています。これで４期16年務めさせていただいた議員としての生活にはピリオドを打ちたいと思います。これまでの間、ご支援をいただきましたこと、様々に教えていただきましたこと、議員・相沢こうたとお付き合いいただきましたことに心から感謝とお礼を申し上げて最後のご挨拶とさせていただきます。

長い間お世話になりました、ありがとうございました。