立川市議会議員

大石ふみお

FUMIO OISHI

大石ふみおの活動報告
VOL.11

〝3・11を忘れずに、活動していきます〟
被災地の復旧・復興が早期に実現できますように、心からお祈り申し上げます。

皆さま方には、日頃より大変にお世話になっておりますこと、心より感謝申し上げます。

さて、平成24年の6月定例議会は6月11日から6月28日の実質14日間の会期で開催されました。今回の議会では、議会初日の一般質問において、トップバッターとして行政に対し、要望ならびに提言をいたしました。

一般質問の質問要旨と行政からの答弁要旨を下記に記載しました。また、常任委員会ならびに特別委員会の審議内容についても記載いたしましたので、是非、ご一読をお願いいたします。

<平成24年6月議会一般質問・要旨>

一点目・「街づくり」と「街のにぎわいづくり」について

①《JR南武線西国立駅の駅名改称と駅周辺の活用について》

<質問>
旧市役所跡地の活用事業が、まもなくスタートいたします。事業内容のコンセプトとしては「教育・子育て支援の拠点として」「文化・芸術の場として」、ならびに「賑わいの創出として」となっており、さらに、テーマ事業としては「まんがぱーく」を開設することになっております。

利用者目標として、来場者数では1日約2,000人をコンスタントに達成しようとしておりますが、そのためにの重要なポイントの一つとして、至近駅であります、西国立駅を如何に活用できるかが、カギとなってくるのではないでしょうか。

そんな中、一例を申し上げますと、「とうきょうスカイツリー」の完成により、至近駅の東武東上線業平橋駅が駅名を「とうきょうスカイツリー駅」と改称いたしました。開業当初からこの駅を利用する、来場者が後を絶たない状況はご承知の通りであります。

そこで、予算としてこの事業に約7億円をかけて展開(市民会館のリニューアル工事は約17億円)するのであれば、全国各地より大勢の方々に来場していただかなくてはなりません、そのための施策としては、西国立駅の駅名をこの事業に因んだ、駅名に改称することや、あるいは観光都市として発展を遂げてきました、立川に関連した駅名にすることで、多くの皆さんに足を運んでいただけるのではないでしょうか。

そのためには、地域住民の方々や、地元商店会の方々から、西国立駅の駅名の改称や駅周辺の活用について、意見や要望を聞くなどして、実態を調査することが必要となってきます。その調査結果を基にするなどして、JR東日本に対して要請し、積極的に協議を始めるべきだと考えます。

<答弁>
地元要望により駅名を変更する場合、地元負担が必要になると聞いております。更に、鉄道事業者にメリツトがあるかどうかという点で、最終判断しなければならないとも聞いておりますので、現時点では非常に困難な課題であると考えております。

しかしながら、賑わいの創出のことを考えますと、今後は駅名の変更とは別に、市民の方々や民間事業者を含めまして、さまざまなソフト的な戦略を講じるなどして、地域の活性化に取り組んで参ります。

②《道路の愛称と道路の整備について》

<質問>
「道路の愛称」については、地域住民の方々の理解が前提でありますが、多くの自治体でも、道路の愛称を公募や歴史的背景、ランドマークとしてつけているところが多いと承知をしている中で、近年、他の自治体では、積極的に道路に愛称をつけるために、広報や新聞に応募記事を掲載したりしております。また、財政面から、税金とは別の財政確保策として命名権いわゆるネーミングライツを実施しているところがありますので、庁内に勉強会や検討会を設置するなどして、積極的な行動に移るべきだと考えます。

次に、「道路の整備」については、車道面においては、側溝とのつなぎ目のところに、隙間や溝が出来ているところや、でこぼこしているところなど市内の多くの場所で散見されます、先日、自転車で走行していると、タイヤが隙間にはまり、危うく転倒しそうになってしまいました。

そこで、これからにおいても、自転車は環境にやさしく、健康増進にも役立つ移動手段でありますので、立川市として、競輪事業をしている関係からも、自転車運転がスムーズで安全に走行できるように、道路の環境整備を充実させていくことは、市の責務であると考えます。

<答弁>
道路に愛称をつけることは、地域住民や関係する自治会などから愛され、親しみを持ってもらうことが目的であります。立川市として、愛称は地域住民などの要望により、昭和54年から広報で募集を行い、これまでに56路線に愛称をつけてきました。一方、ネーミングライツは特定の企業のイメージアップということになりますので、すぐに導入するのは難しいと考えます。

 

ただ、先進市の事例もありますので、今後、他の自治体の動向等も含めまして研究していきたいと考えております。

次に、道路の損傷についてでありますが、道路の損傷は交通量や占用物件、気象条件などの外的な要因により発生するものであり、毎日のパトロールや市民からの情報提供により、発見、確認しております。基本的には、速やかに補修するように心がけておりますが、道路の損傷状況により、大規模な補修対応が必要な場合もありますので、こうした場合は、計画的な路面補修工事を進めることで対応しております。

二点目・防災対策について

《帰宅困難者対策条例の制定と民間施設活用策について》

<質問>
東京都では、先日、東京都帰宅困難者対策条例を制定いたしました。施行は来年の4月からとなっております。そこで、その条例を補完する意味で、立川市として、独自での立川市帰宅困難者対策条例を制定する考えはないのか伺います。

また、首都直下地震による、東京都の被害想定報告書では、東京都内では帰宅困難者は約517万人と想定が出されており、その中の約163万人は避難する場所がなく、屋外にいることが余儀なくされるとあります。立川市でも約5万人が帰宅困難者となることが予測される中で、その対策では公共施設の整備をするなどして対応することにはなっておりますが、収容しきれないことも想定されていることから、民間施設等を活用しなくてはならないと考えます。そこで、都区内においては、一時滞在施設として、大規模マンションと災害協定を締結し、帰宅困難者の受け入れ態勢の強化をしておりますので、立川市としても大規模な民間施設や、民間事業者、ならびに集合住宅と災害協定を結ぶなどして、いざと言うときにも困らない体制を今から準備する必要があるのではないでしょうか。

<答弁>
まず、立川市として、独自の帰宅困難者対策条例を制定する考えはありません。

次に、東京都では、都が所有、管理する施設を今後、一時滞在施設として指定する予定であると聞いております。公共施設だけでは、一時滞在施設の不足が懸念されますので、立川駅周辺の大型商業施設、ホテル、飲食店、企業等へ協力を呼びかけ、民間施設の一時滞在施設としての指定を進めて参ります。

 

また、大規模なマンションにおいては、一義的には居住者の安全確保や安否確認をしなくてはならないために、帰宅困難者の一時滞在施設としては、現段階では考えておりませんが、マンション側から要請などがあった場合は、活用が可能かどうか、判断を行っていきたいと考えております。

以上が、今回一般質問した質問と答弁の要旨であります、今後においても行政側からの答弁内容に照らし合わせて、引き続き提言している事業の実施や改善に向け取り組んでまいります。

《常任委員会・特別委員会》

総務委員会は6月18日(月)に開催され、陳情7件を審査いたしました。

まず、陳情「立川市自治憲章条例(仮称)の制定に関する陳情」につきましては、全会一致で採択することになりました。

次に、陳情「拉致事件の早期解決を求める意見書及び要請文の提出に関する陳情」につきましては、質問や意見はありませんでしたが、多数決により不採択することになりました。

次に、陳情「北朝鮮に対する経済制裁の強化を求める意見書の提出に関する陳情」につきましては、反対意見があり、全会一致で不採択することになりました。

次に、「駐留軍関係離職者臨時措置法の延長に関する陳情」につきましては、全会一致で採択することになりました。

次に、「東京都民条例制定に関する陳情」につきましては、賛成と反対、両方意見がありましたが、多数決によりまして、不採択することになりました。

次に、「原発問題に関する陳情」につきましては、質問や意見はありませんでしたが、多数決により不採択することになりました。

次に「横田―本土基地への配備断念を踏まえ、普天間基地へのオスプレイ配備に反対する意見書提出に関する陳情」につきましては、賛成の意見がありましたが、多数決によりまして、不採択することになりました。

結果として、最終日(6月28日)の本会議においても委員会の審議結果の通りとなりました。

ならびに、総務委員会においては、関係各部・課から合せて16件の報告を受け、それぞれについて質疑を交わしました。

次に、立川まちづくり特別委員会は6月22日(金)に開催されました。

特定事件6件、「旧庁舎周辺地域まちづくり」、「立川駅北口西地区再開発及び立川駅西側自由通路について」、「都市軸沿道地域まちづくり」、「新庁舎周辺地域まちづくり」、「武蔵砂川駅・西立川駅周辺地区まちづくり」、「立川基地跡地昭島地区まちづくり」に関連して、関係各部・課から合せて7件の報告を受け、それぞれについて質疑を交わしました。

《次回、平成24年9月定例議会の日程案について》

平成24年9月4日(火)から9月28日(金)までとなっております。

9月議会での審議のポイントとしては、昨年度、平成23年度の決算を慎重に精査することなどがあります。

本会議ならびに各委員会は傍聴が出来ますので、是非、お時間が許すならば、傍聴に来ていただけたら幸いです。

これから暑い夏となりますが、水分を十分に補給するなどして、熱中症や熱射病に気をつけていただき、お体を十分ご自愛下さい。

以上、平成24年6月の定例議会報告とさせていただきます。

最後まで、大石ふみおのホームページをご覧いただき、誠にありが とうございました。

大石ふみお
立川市議会議員