謹んで「東日本大震災」で被害を受けられたみなさまに心よりお悔やみと、お見舞いを申し上げますとともに、早期の復旧・復興を心よりお祈り申し上げます。
立川市議会平成23年6月定例議会報告
皆さまに方には、日頃より大変にお世話になっております、心より感謝申し上げます。さて、今回の6月定例議会は6月6日から6月23日の実質14日間の会期で開催されました。今回の議会では、原子力発電所事故の影響による、市単独での放射性物質測定に関することや、小中学校へのクーラー設置の早期実現の取り組みへの要望が大きかった議会でありました。
議会初日には、質問者の5番目として「羽衣町のまちづくりについて」の一般質問をおこないました。(要旨は下記に記載)
議会最終日では、全員協議会において、平成22年度の立川市土地開発公社決算報告と、平成22年度財団法人立川市地域文化振興財団の事業報告ならびに決算報告がありました。
更に、本会議におきましては、立川市農業委員会委員の推薦がされ、各常任委員会の審査意見報告の後、議案7件を審議いたしましたが、それぞれ原案・提案どおり可決され閉会致しました。
<一般質問の質問ならびに答弁要旨>
《Ⅰ、羽衣町のまちづくりについて》
①都立立川養護学校跡地の有効活用について
【質問】
養護学校は平成16年に府中市に移転しましたが、跡地は金網が周囲を覆う空き地状態となっており、未だに利用されていない状況にあります。
そんな現状にあるためか、地元自治会や周辺住民の方の中には、立川市が取得するなどして、土地を有効活用することに期待が高まってきております。
活用としては、例えば、災害が起きた場合の「防災広場」として整備することや、青少年からの要望が多い、「ボールを使って遊べる広場」を整備するなど、色々な使い道が可能であると考えます。
そこで、出来れば地元自治体として取得し、整備して頂きたいと考えますが、財政上厳しい状況でありますので、暫定的に借上げて利用することなども考えられるとおもいますが、立川市の見解と今後の取り組みについて、期待を込めましてお伺いいたします。
【答弁】
立川市基本計画上での公共施設の配置基準には、養護学校跡地の利用は規定されておりませんので、積極的に取得することは考えておりません。ただ、地元から、暫定的にも利用できないかというご要望を頂いていることは事実でありますので、東京都の土地活用の検討推移を見つつ、暫定利用等が出来るかどうかの可能性につきましても、東京都に打診してまいりたいと考えております。
②西国立駅前の放置自転車対策について
【質問】
西国立駅前の放置自転車対策については、平日においては自転車整理指導員を配置したことにより、放置自転車は激減をしましたが、土日・祝祭日には多くの放置自転車が発生をしてしまいます。そこで、土日・祝祭日に自転車整理指導員を配置することや、駐輪禁止の表示を強調することなどの取り組みをする必要があると考えます。
また、そうすることにより、西国立駅周辺にあります、3箇所の駐輪場の利用率が向上すると考えますが、立川市の見解を伺います。
【答弁】
週末の対応としては、引き続き放置自転車の撤去及び放置禁止の看板設置とともに、西国立駅以外の放置状況などのバランスを見ながら、自転車整理指導員が巡回するなど、効率的な放置自転車対策に取り組んでいきたいと考えております。
③羽衣町いちょう通りのパーキングメーターについて
【質問】
羽衣町いちょう通りには、52基のパーキングメーターが設置されておりますが、あまりにも利用者が少なく、有効に利用されていないと感じます。
そこで、パーキングメーターの利用実績を調査した結果、直近の平成23年4月では、利用総数471台であり、1日あたりでは0.3台しか駐車しておらず、有効に活用されていない実態が分かりました。
道路管理者の立川市として、この道路を有効利用するためには、発想の転換をして、新たな取り組みを考えるべきではないでしょうか。
例えば、片側だけパーキングメーターを廃止し、その片側を自転車専用レーンとして整備することも出来るのではないでしょうか。是非、競輪事業を行っている市として、また、平坦な土地柄をフルに活用するなどの、施策を実現していただきたいと考えますが、見解をお伺いいたします。
【答弁】
立川市では、第3次基本計画及び第2次自転車総合計画に基づきまして、自転車をいかしたまちづくりを進めるためにも、自転車専用レーンの整備は重要な施策と考えております。
既に、市役所周辺の基地跡地では、広幅員歩道内に自転車走行レーンを整備しており、この既存レーンとのネットワーク化を視野に入れ、交通施策の庁内検討を本格化すべく、関係部署で構成する交通部会を設置したところであります。
今後は、庁内検討が進んだ段階で、交通管理者等と協議調整を図りながら、自転車走行レーンの整備を進めていきたいと考えております。
④JR南武線の鉄道立体化について
【質問】
JR南武線の鉄道立体化事業は東京都が策定しました踏切対策基本法に基づいて、矢川・立川駅間が鉄道立体化事業の対象区間となっておりますので、立川市として、早期実現向け取り組むべき課題であると考えますが、立川市の見解を伺います。
【答弁】
鉄道の立体化事業は大変大きな事業でありますので、今後関連する道路やまちづくりの熟度を見ながら、関係機関と協議していくことになると考えております。
⑤JR中央線野沢踏切跡の両方向通行について
【質問】
JR中央線三鷹・立川駅間での高架化が昨年11月に完了しましたが、羽衣町地区と曙町地区を繋いでいる野沢踏切跡は未だに一方通行となっておりますが、早期に両方向通行となるよう整備するべきだと考えますが、立川市の見解を伺います。
【答弁】
当該地区における整備状況を考慮して、かつ地元のご意見を聞きながら、立川警察と協議をしてまいります。
以上、一般質問の質問・答弁の要旨を記載させていただきましたが、今後におきましても、今回質問した項目について、答弁の内容に照らし合わせながら検証を行ってまいります。
<常任委員会・特別委員会>
総務委員会は6月14日(火)に開催され、陳情5件を審査いたしました。ならびに各部・課から合せて13件の報告を受けました。
次に、6月20日(月)には、立川まちづくり特別委員会が開催され、特定事件6件と、各部・課から合せて8件の報告を受けました。
<次回平成23年9月定例議会の日程案について>
9月16日(金)から10月21日(金)となっております。
9月議会での審議内容のポイントの一つとしては、平成22年度の決算を審議する、大事な決算議会となります。
時節から、熱中症などに気をつけて頂きまして、お体を十分ご自愛下さい。