市原市議会議員

水野よしゆき

YOSHIYUKI MIZUNO

水野よしゆき議員へのインタビュー

水野よしゆき市原市議会議員(千葉県)へ、平成31年1月17日にインタビューをさせていただきました。

内容は以下の通りとなります。

市原市で今、一番問題だと思われる事

水野義之議員

記者 市原市で今、一番問題だと思われる事は何だと思われますか。

水野義之議員 いろいろな方面で問題はありますが、やはり少子高齢化問題だと思います。
市原市は千葉県で一番広い市域を有しており、北は東京湾に面する臨海工業地域、南は房総丘陵に連なる山間部で、その内部に準工業地帯や商業地、住宅地、田畑や山林もある、いわば日本の縮図のような地域です。臨海部企業の進出が進んだ1960年代以降の人口増加に伴って大型の住宅地開発が行われ、駅から離れたところに次々に大きな団地が出来ており、今ここの住民の多くが高齢化しています。このような傾向に伴って、団地内店舗やスーパー等の撤退も目に付くようになり、また、自動車免許自主返納後の移動手段に制限を受け、高齢者にとって住みにくい状態が出ているのも実状です。
 市原市は、公共交通の柱として東西方向にJR3駅(姉ヶ崎駅・五井駅・八幡宿駅)と南北方向に小湊鉄道(五井駅から上総中野駅)を有しております。この各駅周辺に病院や高齢者の利用施設、子育て施設等を誘導するようなまちづくりを行うことで子育て世代から高齢者までもが住みやすい環境を作っていかなければいけないということが今の課題となっています。

その問題に対する具体策

記者 現在、水野市議がその問題に対して具体的に取り組んでいる事があればお聞かせください。

水野義之議員 私自身の取り組みというより、私が所属する会派である『市民クラブ』の取り組みとなりますが、保健福祉分野では、妊娠・出産・子育てまでの切れ目のない支援のため、相談や各種事業を行う『子育てネウボラセンター』の開設。仕事を持つ家庭の一助となる放課後児童クラブの増設。千葉県内9医療圏の中で唯一設置されていなかった市原医療圏に救命救急センターを開設等、市民生活の利便性向上に向けた施策を実現しました。
2014年から3年に1度行われる国際芸術祭は若手芸術家と地元住民が一緒に取り組むプロジェクトであり、期間中は市内外から多くの皆さんが訪れていただいています。次回は、2020年の開催であり、オリンピックイヤーの機運に乗って大盛況となるように、これまで以上の広報戦略を要望しています。また、市原市田淵の養老川沿いに「地磁気逆転地層」があり、昨年はそれが天然記念物に指定され、今年はチバニアンとして国際標準模式地に指定される可能性が高まっています。このように市原市の注目度が増しているタイミングを逃すことなく、更なる観光への取り組みによって、交流人口を増やし、交流から定住へとつなげいき市内人口の減少に歯止めをかけていくことに力を注いでいます。

議員活動報告

記者 水野市議は現在議員としての活動報告は、どのような方法で行なっていらっしゃいますか。

水野義之議員 私が所属する会派で『市民クラブニュース』を年に4~5回発行して、議会活動を報告しています。また、各町会、団体等の総会や集まりごとに積極的に参加して、自身の活動報告とともに参加している方々の意見や相談を受けています。私は「自分自身の足で現場に駆け付け、市民の皆さんとひざを交えて交流することこそ政治の原点である。」という現場主義で議員活動を続けています。

若い有権者が政治に興味を持ってもらうための工夫

記者 若い有権者の方々に政治に興味をもってもらうためには、水野市議は何が必要だとお考えですか。

水野義之議員 私自身もそうだったのですが、若い時代は自分が生活することに精一杯で、自分の生活と政治に距離を感じていると思います。投票することで自分の生活に良い影響があることを知っていただくことが大事だと思います。例えば、将来の年金、奨学金制度、水道の民営化、食の安全性など身近な話題を分かり易く伝える工夫が必要であると思います。 私自身も若い人が興味を持つ事柄から掘り起こしていこうと思います。また、私自身はあまり得意ではないのですが、若い方のトレンドになっているSNS等の活用も有効と思います。

水野よしゆき
市原市議会議員