大井岳夫佐久市議会議員(長野県)へ、平成24年3月22日にインタビュー取材をさせていただきました。
内容は以下の通りとなります。
佐久市の問題点および取り組みについて
佐久市は東京から新幹線で約80分、また高速のインターもあり、高速交通網のアクセスとしては優れている都市です。しかし、東京に近いがゆえに若い方が東京へ出て行って戻らないという問題があります。その背景には雇用の場が少ないということが最も大きな要因として考えられますので、今その点について取り組んでいるところです。
佐久市の日照時間は全国トップレベルで、自治体としても太陽光発電の補助に大変力を入れています。また、佐久市には佐久総合病院や市立浅間総合病院といった全国的にも農村医療や地域と密着した医療で有名な病院があり、医師会との連携も進んでおります。医師不足が叫ばれている中、医療では大変恵まれている地域でもあります。その地域特性である日照時間や医療実績の強みを活かして、企業の工場誘致ができないかということを市の方へも提言したり、直接私が企業訪問して、セールスを行ったりしております。
有権者に対する議員活動報告について
年に2回を目途に後援会報を出しております。地元の皆さんについては個別訪問で会報を一軒一軒お配りしています。また、ツイッターやフェイスブックも利用しております。
若い有権者にもっと政治に興味を持ってもらうための工夫について
なぜ他の世代に比べて若い人の投票率が低いかと考えると、自分たちの力で市政を動かせる政治の方向付けが出来るというような成功体験があまりないからだと思います。投票に行かなければ、高齢者を優遇するというような政策が中心となり、若い人にとって不利になるということも実感してほしいと思うと同時に、我々の世代が子供たちにより良い地域、国家を引き継いでいくためには、今こそ発言したり、行動しなければいけないと思います。
また、地方においては若い議員がまだまだ少ないことが政治に参加しづらいということのひとつの要因だと思います。