小玉新市千曲市議会議員(長野県)へ、平成23年5月30日にインタビューをさせていただきました。
内容は以下の通りとなります。
国政との違いについて(有権者が地方議員に期待されている事柄とは)
記者 国政との違いとして、有権者が地方議員に期待されている事はどのような事柄だと思いますか。
小玉新市議員 同じ地域に住んでいて、市民と直接会う機会が多くそのため市民の要望を直接聞けることが多い。行政のチェック機関であることと同時に、行政とともに施策政策の立案に参加できることだと思います。
千曲市で今、一番問題だと思われる事
記者 千曲市で今、一番問題だと思われる事は何だと思われますか。
小玉新市議員 財政問題や人口減少問題などもあると思いますが、地域の活性化をどのようにしていったらよいかということを私は一番に考えています。その他には何かというと、新幹線新駅の問題と新庁舎建設の問題の2点だと思います。
その問題に対する具体策
記者 現在、小玉新市市議がその問題に対して具体的に取り組んでいる事があればお聞かせください。
小玉新市議員 千曲市議会の方では新幹線新駅の問題も新庁舎建設の問題に対しても、推進の形をとっておりますが、一般の方の中には反対論者の方も多いので、皆さんの意見を伺いながら、今後はどのように皆さんへ説明をしていくかということが大きな課題になってくると思います。必要性の有無に関して、特別委員会の中の資料や独自に調べたことを公表していきながら進めていきたいと思っております。
議員活動報告
記者 小玉新市市議は現在議員としての活動報告は、どのような方法で行なってらっしゃいますか。
小玉新市議員 1500世帯ほどある地域の公民館で、年に1~2回議会報告会をやらせていただいております。それ以外には、各地域での総会や会合に出来るだけ市の状勢や問題点をお話するようにして、その中での意見交換をしながら吸い上げさせていただいております。
若い有権者が政治に興味を持ってもらうための工夫
記者 若い有権者の方々に政治に興味をもってもらうためには、小玉新市市議は何が必要だとお考えですか。
小玉新市議員 若い時というのは誰もそうだったように、若い人はほかにいろいろやることがたくさんあって、あまり政治に関心がないのだと思います。育成会であったり、消防であったり、地域の若い方が参加するそういう集まりの中で、市の状勢等を話したり、投票して欲しいことを伝えることは心がけています。また、政治家を志す若者にとっては、市町村議会の報酬が少ないということも政治にあまり興味を示さない要因のひとつなのかもしれませんね。
支持者へのメッセージ
記者 最後に支持者にお伝えしたいメッセージがあればお願いいたします。
小玉新市議員 この震災から大きく変わったのは、公助よりも自助、次に共助の気持ち。つまり自分達のことは自分達でやろうという考え方に変えることが必要だと感じました。そしてもうひとつ共助、地域のコミュニティを保つためにも、国や県に頼る受身の姿勢ではなく、自分達でできることは一緒に作っていこうという考えに変えていければと思います。
記者 ありがとうございました。