三田のぼる八千代市議会議員(千葉県)へ、平成30年3月3日にインタビューをさせていただきました。
内容は以下の通りとなります。
八千代市で今、一番問題だと思われる事
記者 八千代市で今、一番問題だと思われる事は何だと思われますか。
三田登議員 問題は一つではありませんが、一番にあげるとすれば、財政問題だと思います。八千代市は市政50周年を迎え、約197,000人の人口は千葉県の60自治体中8位です。しかし関東圏の類似21団体で、経常収支比率、公債費負担比率、財政調整基金、市債残高など、経済指標が18~20位と下位ランクです。八千代市の人口はお陰様で、徐々に右肩上がりではあるのですが、人口が増えるという事はそれだけ支出も増えるという事です。それに見合う税収があればよいのですが、八千代市には大企業がないですし、これといった観光もないため、一般市民からの税収が主になります。また、公共施設の老朽化対策も財政問題の中に含まれる重要な問題ですね。
その問題に対する具体策
記者 現在、三田市議がその問題に対して具体的に取り組んでいる事があればお聞かせください。
三田登議員 財政難は一言でこうすれば解決するという単純な話ではありませんが、例えば、人件費抑制、不要不急な施策の見直し、未利用財産を処分・活用することなど、いろいろな課題を議会で問題提起しています。また、議会や行政だけで決めるのではなく、市民合意が重要ですので、議会外でもいろいろな市民団体と連携しながら取り組んでいます。
議員活動報告
記者 三田市議は現在議員としての活動報告は、どのような方法で行なっていらっしゃいますか。
三田登議員 私は、議会では必ず質問に登壇しています。また、年4回の議会ごとに、会報を発行し、市民に直接お渡ししたり、駅頭配布、ポスティングや郵送で配布もしています。その後、市政報告会と懇談会を開催しています。また、市内だけではなく、近隣自治体の市民団体や議員との連携した活動も取り組んでいます。
若い有権者が政治に興味を持ってもらうための工夫
記者 若い有権者の方々に政治に興味をもってもらうためには、三田市議は何が必要だとお考えですか。
三田登議員 18歳から選挙権が持てる時代になり、政治に興味を持たせるためのイベントを行なったり、政治参加への宣伝や呼び掛けをする工夫はやっていると思いますが、統計的にも投票率は上がっていないのが現状です。八千代市でも前回の市議選の投票率は40%を下回り、ワースト記録を更新したくらいです。若者が将来に明るい展望が持てないから政治に期待できない。だから関心が持ちづらいのだと思います。今の若い人だけに限らず、政治に期待が持てないということが政治離れの要因となっているのだと思います。もちろん、私たち地方議員の責任もあると思います。政治に対する期待度が上がれば、将来の展望を政治に求められるようになると思います。あえて答えるならば、政治家が責任を持って、若い人に将来ビジョンを示す政治をしていく努力を続けることが大事だと思います。