大條雅久新居浜市議会議員(愛媛県)へ、平成30年11月2日にインタビューをさせていただきました。
内容は以下の通りとなります。
新居浜市で今、一番問題だと思われる事
記者 新居浜市で今、一番問題だと思われる事は何だと思われますか。
大條雅久議員 何年も前から、消滅自治体と言われてきましたが、自分のまちがこれからも存続できるかという危機感ですね。経験として若い人が都会へ出るのは良いと思いますが、子どもが都会へ吸い込まれていってしまっていますので、生まれ育った新居浜市への思いをずっと忘れずに持っていてくれるのかという不安はありますね。
その問題に対する具体策
記者 現在、大條市議がその問題に対して具体的に取り組んでいる事があればお聞かせください。
大條雅久議員 私は議員になった当初から有志たちと「子どもが帰ってきたくなる研究会」というものをやっていましたが、現在は「えんとつ山倶楽部」として、今も活動を続けております。「えんとつ山倶楽部」は、近代産業遺産として300年以上の歴史を持つ別子銅山のシンボル的存在であるえんとつ山を新たに掘り起し、ふるさと再生の街づくりに向け発足させた各種ワークショップ・イベントを企画し、新居浜の新たなコミュニティーづくりを目指す活動をしています。
議員活動報告
記者 大條市議は現在議員としての活動報告は、どのような方法で行なっていらっしゃいますか。
大條雅久議員 いずみ会の会派4名で「いずみ会だより」を年に2回発行し、5万3千世帯全戸に配布しています。
若い有権者が政治に興味を持ってもらうための工夫
記者 若い有権者の方々に政治に興味をもってもらうためには、大條市議は何が必要だとお考えですか。
大條雅久議員 新居浜には高校が5つありますが、高校生のアルバイトは原則的に禁止で、許可制となっています。アメリカなどでは中学生頃からアルバイトをして自分で働くことが当たり前の社会風潮がある一方、親も世間も自分で稼ぐことから切り離そうとしている日本の学校管理方法に問題があるように感じます。また、毎年10月に行われる新居浜太鼓祭りというイベントでも、あぶないからという理由で高校生参加禁止となっています。こういうことを相対的に見ても、子どもたちの実社会との接点を大人が保護しすぎて、摘んでいるような気がします。社会に関心を持つという事は、悪いことにも関心を持つことでもあり、一長一短あると思いますが、有権者でもある高校3年生などは保護され過ぎていると思います。保護という名前の隔離ですね。