及川賢一様(東京都八王子市)へ、平成23年3月4日にインタビューをさせていただきました。
内容は以下の通りとなります。
国政との違いについて(有権者が地方議員に期待されている事柄とは)
記者 国政との違いとして、有権者が地方議員に期待されている事はどのような事柄だと思いますか。
及川賢一様 国は国益を考える国会議員の仕事であり、地方は地方の利益を考える仕事だと思います。故に、国会議員は地方の利益を考えてはならないというのが私の考え方で、国会議員が安心して国益を考えられるよう地方の議員は地方の政治をしっかりと進めていくべきだと思います。地方選挙は投票率が低いですが、ほんとに自分達の地域のことを考えるのは地方議員であり、この国で暮らしている以上は、政治に無関心でいられても政治と無関係では生きていられないと考えています。ですから、5年後、10年後の政治の仕組みを作るのが今の政治家であり、自分の人生をプランニングするように思っていただきたいと思います。
八王子市で今、一番問題だと思われる事
記者 八王子市で今、一番問題だと思われる事は何だと思われますか。
及川賢一様 一番の問題は財政状況だと考えています。かつては、西の都と呼ばれてとても大きな八王子市でしたが、今は普通交付税を受けてしまっています。税収も年々減っていって、その中で社会保障給付の予算に占める割合額が50%くらいで、お金を稼げず、使うお金が多い街となってしまっています。
その問題に対する具体策
記者 及川様はその問題に対して、今後具体的にどんな取り組みをしていきたいと思いますか。
及川賢一様 まずはお金を稼ぐことが必要だと思っています。行政自ら稼ぐということと、また市民がお金を稼ぎやすい仕組みを作ってあげることだと思います。その仕組みを作る上でも新しい投資をしてしまうのではなくて、人や建物、自然といった見えない資産を見える形にして、新しく稼げる仕組みを作ることが求められていると思います。たとえば、自然を活かした行政のイベントを開き、学生としてのボランティアの労働力や定年退職された方の知識や経験を活用したり、利用率の低い行政主導で行っている駐車場などを商業施設として誘致するなど、あるものを使って無駄を最低限抑えていくという形でどう稼ぐかということをしっかり意識的に考えて、行政に対しても結果を出します、やりきります、というコミットメントをしっかり求めていくことが必要なのかなと考えています。
議員活動報告
記者 及川様は当選されましたら、どのような方法で活動報告を発信していこうとお考えでしょうか。
及川賢一様 一つは、知り合いのカフェやクラブなども含めて、なるべく普段議員が足を運ばないような場所に出向き、普段議員の方と会う機会がない方々と接する機会を増やし、定期的にタウンミーティングを開きたいと思います。あとはウェブ系の活用と、街頭でのリーフレットの配布も引き続き続けていきたいと思っています。リーフレットも街のお店を紹介したりしながら、置いておけば誰かが持っていってくれるような人々が読み物として興味を持ちやすい形で作っていくことを理想としています。
若い有権者が政治に興味を持ってもらうための工夫
記者 若い有権者の方々に政治に興味をもってもらうためには、及川様は何が必要だとお考えですか。
及川賢一様 世の中で行われていることや、これから自分が行っていくことが政治の力でできているということを伝えたり、自分の存在や自分の周りの政治家を紹介していくことだと思います。特にイベントなどで人を紹介する時には、党派に所属しているより所属していない分、人との繋がりという面では広がり易いと感じおり、私は無所属にこだわって活動しております。
支持者へのメッセージ
記者 最後に支持者にお伝えしたいメッセージがあればお願いいたします。
及川賢一様 地方政治に政党は必要ないと思っています。本当に街のことを考えて街のことだけに集中できる議員が地方議員の役目だと思っています。議会を議論の場として話ができる形を見定めてください。
記者 ありがとうございました。