国政との違いについて(有権者が地方議員に期待されている事柄とは)
記者 国政との違いとして、有権者が地方議員に期待されている事はどのような事柄だと思いますか。
真田広志議員 そもそも、国と自治体とでは、果たすべき役割とが違うわけです。国は本来、外交・防衛を含めた安全保障、さらに言えば、年金・医療保険などの国民基盤サービスみたいなものを担っていくわけです。反対にいえば、自治体の役割は、それ以外の身近なもの、まさに住民生活に密着した部分であると思っています。住民の身近な生活に直結した課題に対して、住民の目線に立ちながら、行政に訴えていく。時には、国に対して働きかけを行なう。そういったことが求められているのかなと思います。またそのように心掛けています。
福島市で今、一番問題だと思われる事
記者 福島市で今、一番問題だと思われる事は何だと思われますか。
真田広志議員 そうですね、少子高齢化や財政問題、様々な問題があります。それぞれが重要な課題でありますので、どれが一番という順位はつけるべきことではないと思っています。そのことを前提とした上であれば、個別の問題になりますが、福島市では、緊急性のある課題として、「自立更生促進センター」という問題あります。この自立更生促進センターというものは、ご存知のとおり、今まである民間の更生保護施設などで受け入れることの出来ない刑務所の仮出所者を対象として宿泊施設を設け、一定期間受け入れて社会復帰させるというもので、全国で福島・福岡・京都で、3都市で予定されているものなんです。これがいずれも住民の反対によって、その設置場所の変更・無期限の延期となっており、結構社会問題となって注目されています。この件に関しましては、私自身も取材を受けています。福島市においても、5万人位の署名が集まっておりまして、市民から強い反対の声があがっており、開所が延期となっているところなんです。私としても、罪の償いを終えた方が、社会復帰をして社会の中へ溶け込んでいくということは、非常に任意深いことと考えております。施設のあり方、そのものを否定するわけではないですが、今回の計画に関しては、国として始めてのケースでもあるのですが、地元住民に対して一切の説明も行なわれないまま建設が進められてしまったのです。そのやり方に問題がありますし、そういったことを踏まえて、現状では運営するべきではないという判断をさせていただいております。福島市では、非常に緊急性のあり課題ととらえております。
その問題に対する具体策
記者 現在、真田市議がその問題に対して具体的に取り組んでいる事があればお聞かせください。
真田広志議員 地元ということもあり、一番最初から関わってきたことなのですが、市民団体と連携して、陳情書を提出したり、法務省保護監察所に対し、説明会開催を求めたり、署名活動のお手伝いなどしてまいりました。それから、市議会において、請願書を提出したり、私自身、賛成討論をさせていただいて、より市民の十二分な理解、同意を得るまで、開所を見合わせる旨の意見書を国に提出することが出来ました。今、開所を見合わせているところが現状でございます。先般の議会では、地域との話し合いの場を設ける地域協議会の設置を求める意見書を追加で、国に対して提出したところです。今後も引き続き住民と一緒に、同じ目線にたって、働きかけを続けていこうと思っております。
議員活動報告
記者 真田市議は現在議員としての活動報告は、どのような方法で行なってらっしゃいますか。
真田広志議員 会派の会報を年4回、新聞折込で行なっています。自分の後援会会報を年に2回、郵送・手配りでやらせていただいております。あとは、定期的に市政報告会を行なっています。
記者 ありがとうございます。
若い有権者が政治に興味を持ってもらうための工夫
記者 若い有権者の方々に政治に興味をもってもらうためには、真田市議は何が必要だとお考えですか。
真田広志議員 私達若い議員が身をもって、誠心誠意、市政に取り組む姿を、若い人達へ示す、そういったことに尽きるのかなとは思っています。そういったことが、若い有権者の方々に、政治に興味を持って頂くことに繋がるのではないかと思います。
記者 ありがとうございます。
支持者へのメッセージ
記者 最後に支持者にお伝えしたいメッセージがあればお願いいたします。
真田広志議員 今、38歳で2期目になります。32歳から活動してきたわけですが、若いからこそ、しがらみにとらわれることなく、取り組んで、また解決に向かったことが数多くあると思っています。むしろ若い人間でなければ出来ないことが多いと思います。今後も若さを武器に、奢ることなく、ぶれることなく、皆幸せのために、邁進していこうと思っております。市民の方へもご指導をお願いしたいと思います。
記者 ありがとうございました。